2025年最初の取引となった大発会6日の東京株式市場で、日経平均株価は前年末比587円49銭安の3万9307円05銭と大幅下落した。年末年始の米国株が軟調だったことなどが嫌われて売りが優勢となり、日経平均の下落幅は一時600円を超えた。
東京市場の昨年最後の取引終了後、米国市場では主要株価指数が12月30日から1月2日にかけて連続で下落。3日の米株は反発したが、2日までの下落分を埋め切れず、6日の東京市場も売りが優勢になった。
特に昨年12月下旬に大幅上昇した自動車関連株が大きく値下がりしたほか、日経平均への影響が大きいファーストリテイリングの下落率が大きくなった。ファーストリテに関する悪材料は見当たらず、市場では「上値の重さが見られたことで日経平均の先物に投機的な売りが出たのだろう」(国内証券)との指摘もあった。