【フィギュア】佐藤駿がインカレで92・97点で首位発進 年末に三浦佳生と鍋パーティーで英気

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2025年01月06日 17:25  日刊スポーツ

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ショートプログラムを演じる佐藤(撮影・勝部晃多)

<フィギュアスケート:日本学生氷上競技選手権>◇6日◇山梨・小瀬スポーツ公園アイスアリーナ◇男子ショートプログラム(SP)



明治大3年の佐藤駿(20)が、92・97点でSP首位発進した。


冒頭の4回転トーループで高い加点を引き出すと、続くルッツ−トーループの連続3回転ジャンプも着氷。トリプルアクセル(3回転半)もしっかりと決め、3本のジャンプをそろえた。新年初めての競技会で好調ぶりを示し、「プログラム全体としてはまとめきることができて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。


今季は12月のグランプリ(GP)ファイナルで銅メダルを獲得するなど飛躍を果たしたが、初優勝を目指した年末の全日本選手権ではジャンプミスが相次ぎ、総合7位にとどまった。演技後は過呼吸で医務室に運ばれるなど体調面でも心配されたが、「シーズン中にこれだけオフを取ったことはない」と語る1週間の休養で心身ともにリフレッシュ。「気持ちを切り替えることができて良かった」と、笑顔でこの日を迎えた。


鍋パーティーで英気を養った。年末に明大の後輩で親友の三浦佳生とお泊まり会を実施。近所のディスカウントストアで鍋や「5000円分くらい」の具材を購入して食卓を囲んだ。「前から『どこかに遊びに行きたいよね』って話してた。2人で『ここがダメだったよね』って全日本の反省会をしました」と、笑って振り返れるまでになった。


その三浦とは、今月中旬にFISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ(13〜23日、イタリア)に出場。2月の冬季アジア大会(中国)、3月の世界選手権(24〜30日、米ボストン)と続いていく。新年一発目。「少しでもいい演技ができるように全力で頑張って行きたい」と、このインカレで新たなスタートを決める。

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