前回からの続き。私はアリサ。夫のトモヤと中学2年生の息子コウセイと3人で暮らしています。義母は「嫁差別」をする人で、私のことは見下す一方、義兄のお嫁さんであるユウコさんのことは大切にしています。ある日義父が入院することになり、退院後の介護の可能性を告げられた義母は「アリサちゃんにやってもらうから」と言いだしました。ウチは義実家から車で2時間かかります。義兄夫婦はすぐ近所に住んでいるのに……? 正直ありえません。
帰宅すると、私はトモヤにイラ立ちをぶつけました。しかしトモヤは「仕方ない」などとまたもやごにょごにょ言うだけ……。その煮え切らない態度を見て、さらにイライラが増してしまいます。するとトモヤがとんでもないことを言いだしました。
思わず「はぁ???」と大きな声を出してしまいました。コウセイにも介護を手伝わせるなんて、本気で言っているのでしょうか。コウセイはまだ中学2年生です。自分の親の面倒をわが子に見させようなんて、どういう考えなのでしょう……?
義母から介護を押し付けられそうになっている私たち夫婦。しかしトモヤは断るどころか、私やコウセイに介護をさせればいいと気楽に考えていることがわかりました。子どもにまで押し付けようとしていることが信じられません。
怒りをおぼえた私は、ユウコさんに「話し合いがしたい」とメッセージを送りました。義父が入院したことは義兄夫婦にもすでに伝わっているのか、すぐに「わかりました」との返事がきたのでした。この際、義母がどれだけユウコさんのことを大切にしていようが知ったこっちゃありません。全てを丸投げされないように、私もきっちり主張させてもらいたいと思います!
【第4話】へ続く。
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