限定公開( 2 )
北海道にある用水路で外来魚を捕獲し、さばいてみた結果がYouTubeで話題です。動画は、記事執筆時点で70万回以上再生されています。
動画を投稿したのは、全国のさまざまな生物を捕獲し、食べている水ラーメンさん。自身のYouTubeチャンネルでは以前、100均で購入した人形をエサにして釣り上げた“とんでもない化け物”が話題になりました。
今回は、北海道の用水路を舞台に、超簡単にとれるがこの時期にしか食べられず、それでいてとてつもなくおいしいという、ある魚の卵を狙っていくようで……?
水ラーメンさんと同行するのは、「北海道水辺の会」のTKさん。狙っている魚は用水路の端っこ、やぶ付近にいるようです。たも網を使ってガサガサをしていくと、フクドジョウとヤマメが網に入りました。それぞれの生態や雑学などを紹介しつつ、狙っている魚ではないため逃がすことにします。
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ガサガサをしながら進んでいくと、水温が低くてとてもキレイな水でないと生えない沈水植物・バイカモが生えていました。美しいバイカモに感動していると、その近くには産卵後に一生を終えたサケの死骸が。こういったサケの死骸は木々の栄養源となり、森を成長させてくれるのだそうです。
さらに、そのすぐに横にはアライグマの足跡がありました。川の周辺にはさまざまな命が息づき、関わり合っていることがよく分かりますね。
場所を移動してガサガサをすると、外来種のニジマスがとれました。狙っている魚ではないですが、産卵期で卵を持っている可能性があることから食べることにします。その後、もっと大きなニジマスを捕獲することにも成功しました。
そして、ついに狙いの魚を発見、捕獲することに成功します。その魚の名前はブラウントラウト。「世界の侵略的外来種ワースト100」に入る魚で、釣りの対象魚として1910年に欧州から持ち込まれたそうです。最大80センチにもなる大きな魚で、在来種を食い尽くし、果てには共食いをするのだとか……!
ブラウントラウトはちょうど産卵期で、その卵は少しでも時期が遅れると硬くなってしまうことから、「今が最もおいしい時期」といいます。その卵は風味が良く、濃厚で独特なうまみを持っていて、なんともたまらない味わいなのだとか……。
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オスは、おなかを触ってもちょっとへこんでいたり硬かったりしますが、メスのおなかはパンパンで弾力があるとのこと。魚体が大きければその分、卵を持っている可能性が高いため、積極的に大きなブラウントラウトを狙っていくことに。その後も次から次へと、ブラウントラウトをとりまくる水ラーメンさんとTKさんなのでした。
そしていよいよ、調理パートへと突入です。その前に釣果と大事件を発表するという水ラーメンさんがクーラーボックスを開けると……そこにはほかのブラウントラウトが小さく見えてしまうほど、巨大なブラウントラウトの姿がありました。
この巨大なブラウントラウトは、動画を撮り終えてから追加で夜にガサガサをしたところ、TKさんが発見して捕獲したとのこと。驚異の63センチに及ぶブラウントラウトは、TKさんが「ぜひ水ラーメンさんに」とくれたそうです。
楽しそうにガサガサをしている水ラーメンさんたちや釣果を見て、実際にやってみたいと思った人もいることでしょう。ガサガサをするときは、その川に漁業権が設定されているかどうか確認し、必ずルールを守った上で遊ぶようにしてくださいね。
釣果とガサガサについて説明した後は、まずニジマスからさばくことに。こちらのニジマスは残念ながらオスでしたが、その内臓にはフクドジョウが入っていました。やはり外来種であるニジマスは、少なからず在来種に影響を与えているようです。
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ブラウントラウトをさばいてみると、そのおなかには黄金に輝く“ゴールデンイクラ”が詰まっていました。2つ対になった筋子となっているその卵を見て、サケの仲間なのになぜ卵が赤くないのだろう、と疑問に思った人もいるのではないでしょうか。
食卓でよく見るサケは身も卵(イクラ)も赤色をしていますが、あの赤色はサケが海でよく食べるエビやカニなどの甲殻類に含まれるアスタキサンチンという色素によるものなのだそうです。対して、ブラウントラウトはアスタキサンチンをあまり含まない小魚や昆虫を主に食べることから身は白く、卵は黄色になるのだとか。
続いて2匹目と3匹目のブラウントラウトをさばくと、こちらのおなかにもパンパンにイクラが詰まっていました。最後にTKさんにもらった巨大なブラウントラウトをさばくと……おなかの中には文字通り、あふれんばかりのイクラが入っていたのでした。これが無料でとれるだなんて、驚きですね……!
この大量のイクラを使い、イクラ丼を作っていくことに。筋子から取り外し、汚れを取る下処理を終えたイクラは金色に輝いています。我慢しきれず味見をしたイクラは、ややクセがあるもののうまみが濃く、思わず笑ってしまうほどです。
下処理を終えたイクラはしょうゆに漬けて川の水で冷やしておき、その間にお米を炊きつつ魚をさばいていきます。ブラウントラウトとニジマスの身は唐揚げにして、飯ごうで炊いたお米にブラウントラウトのイクラをたっぷりとかけた、ぜいたくなイクラ丼とともに頂くようです。
そして完成したぜいたくすぎるイクラ丼を口にすると……あまりのおいしさに笑ってしまいつつ、「一粒食べた瞬間に濃厚でクリーミーなうまみが舌にまとわりつく」「今まで食べたイクラの中で一番うまい」「これを食べたら全世界が平和になるのではないかと思うくらいうまい」と、うれしそうに語る水ラーメンさんなのでした。
唐揚げもシンプルかつ、とてもおいしかったとのこと。水分が多い身質であることから、唐揚げという調理法がかなりマッチしていたようです。どちらかというとニジマスよりブラウントラウトのほうがおいしかったそうですよ。
用水路で捕獲した魚を食べるという見応え十分の内容に、コメント欄では「バカでかいですねwこんなの興奮しないわけがない」「ずっと釘付けだった」「何回見ても飽きません」「ブラウンのおなかに入ってるイクラの量が思った以上にすごかった」「腹開けるの一緒にドキドキしてました」「さばいた瞬間あふれる黄金イクラでよだれが止まりませんでした……」といった声が上がっています。
見ているだけでワクワクする水ラーメンさんの活動は、YouTubeチャンネル「水ラーメン」やXで公開中です。
動画提供:YouTubeチャンネル「水ラーメン」
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患者へ不適切な処置か 投稿拡散(写真:TBS NEWS DIG)132
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