占いが好きだという人は老若男女問わずいるだろう。当たるも八卦当たらぬも八卦、と一歩引いた姿勢で楽しむ分にはいいが、中には占いにのめり込んでしまう人もいるようだ。
掲示板ミクルに12月下旬、「占い信じ込んで離婚しました」という深刻なスレッドが立てられた。スレ主は30代女性で、1年ほど前に離婚したと書いている。発端は自身の不倫だった。
「旦那のことは愛して結婚しましたが、相手が海外赴任、海外出張が多く、寂しくて、男友達と不倫関係になりました」
海外に単身赴任となると数年は離れていたのだろうか。寂しさから不倫に走ってしまったというが、どんな理由であれ不倫は許されない。しかも夫より不倫相手のほうが大事になっていったという……。（文：天音琴葉）
「彼は連絡してこないだけで私を思っている」占いを信じた結果……
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「遠い旦那よりも近くの、不倫相手の方が大事になってしまっていました」と続けたスレ主。だが不倫相手のほうは、スレ主から冷めていったという。
「『彼が身を引いたのは私が既婚者だからだ！ 離婚したら一緒になってくれる！』と思い込んでいました。TikTokやYouTubeなどの不特定多数に向けた占いを見ても、彼は連絡してこないだけで私を思っている、と言われそれを信じていました」
筆者も一時期、あるYouTuberの占い動画を見ていたことがある。そのYouTuberは、オラクルカードやタロットカードを裏返しにテーブルの上に並べ、視聴者に一枚選ばせたあと、それぞれ解説するという形式だった。仕事や恋愛や人間関係など多角的な視点で解説してくれて軽く参考にする分には十分だったが、当然、個別に行うセッション形式に比べたら的確なアドバイスはもらえない。おそらくスレ主はこうした複数の占い動画を見て、自分にとって都合の良い解説を掻い摘んでいたのではないだろうか。
つれなくなった不倫相手を思い、占い動画にのめり込んでいったスレ主。一方で夫も異変を感じ取ったようだ。探偵に依頼してスレ主の行動を探っていたそう。証拠は掴まれなかったものの、これが離婚の決定打になった。「探偵をつけてくる執着心がこわくなり、このことをきっかけに離婚しました」とそのときの心境を振り返った。一方で不倫相手との再婚には至らなかったようだ。
「離婚しても不倫相手は私を選んでくれることはありませんでした。身体の関係は何度かありました」
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不倫相手の存在がなかったとしても結婚生活はうまくいかなかった、とも書いているが、離婚を後悔しているのだろうか。次のように続けた。
「自分の思い込みやバカさ加減に1年経っても腹が立ちます。そしてなぜあんなスマホのサイトのタロットやTikTokの占いを信じてしまったのかも自分で不思議です」
元夫は海外赴任や海外出張を任されていたくらいだから、仕事ができ、収入もそれなりに良かっただろう。逃した魚は大きかったかも。
「結果に拘るより、自分の気持ちや状況を冷静に見つめるための手段」
コメント欄には、スレ主に対して厳しい意見が書き込まれているが、不倫をした側だから仕方ないだろう。占いについてコメントした人も複数いる。
「占いをめぐっていた時、本当に彼は連絡してこないだけで私を思っている だけでしたか？ その頃自分に都合の悪い結果は見ないふりをしていたんじゃないですか？ 今後はどちらもしっかり読むか、そもそも占いは信じないようにしましょうね」
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だが人は信じたいものを信じてしまうものかもしれない。なかには、「私もカード占い大好きで、占いカードに啓示力があることを信じている」という人も。自身の経験から、占いへの心構えを次のように説いた。
「結果に拘るより、自分の気持ちや状況を冷静に見つめるための手段として関わったほうがいいと思いますよ」
いずれのコメントもスレ主の参考になるのではないだろうか。心が弱っていると、心地よい言葉やそれを言ってくれる人をコロっと信じてしまうかもしれない。気をつけたいものだ。【参照元：掲示板ミクル https://mikle.jp/】
※キャリコネニュースでは「不倫された人、した人」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/XG3Y7TPZ
※「不倫一歩手前までいった人」はこちら https://questant.jp/q/KXDCAJTD
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