写真 寒い日に欠かせないのが、暖かい冬用インナー。
今回は、ユニクロの定番商品「HEATTECH(ヒートテック)」とファミリーマートで買える高機能インナー「REHEAT(リヒート)」を比較していきます。
◆着ぶくれしない薄手タイプをチョイス!
ここからは、ユニクロ「ヒートテックUネックT/8分袖」とファミリーマート「REHEAT ラウンドネック/八分袖」を詳しく見ていきます。
どちらも着ぶくれしにくい薄手タイプで、洋服から見えにくいUネック・ラウンドネック&8分袖を選択しました。お値段は、両方とも1290円(税込)と同じです。
◆ユニクロとファミマ、基本スペックからチェック
さっそく、ユニクロの「ヒートテックUネックT/8分袖」の基本的なスペックからチェック。
「ヒートテックUネックT/8分袖」1,290円(税込)
カラー:00 WHITE
サイズ:M
バスト:80-86cm
素材:ポリエステル33%、アクリル31%、レーヨン21%、ポリウレタン15%(33%リサイクルポリエステル繊維を使用)
取扱い:洗濯機可・ネット使用、ドライクリーニング不可、乾燥機不可
続いて、昨年以上に暖かくリニューアルした機能性インナー・ファミリーマートの「REHEAT ラウンドネック/八分袖」です。
「REHEAT ラウンドネック/八分袖」1,290円(税込)
カラー:ブラック
サイズ:M
バスト:79-87cm
素材:ポリエステル35%、アクリル30%、レーヨン30%、ポリウレタン5%
取扱い:タンブラー乾燥NG、漂白剤の使用NG
どちらも肌から発生する水蒸気・湿度を吸って、熱エネルギーに変換する“吸湿発熱”素材が使われています。しかも使われている素材は同じで、パーセンテージが若干異なるだけ。
発生した熱を外に逃がしにくい保温効果や吸湿・吸水速乾性、抗菌防臭においても効果を期待できるそう。
次は、それぞれのデザインを見ていきましょう。
◆薄くて軽く、フィット感もあり! 他に心惹かれたのは…
「ヒートテック」と「リヒート」、それぞれのあったかインナーMサイズ(※)をハンガーにかけて並べてみました。パッと見ただけでは、色違いの同じ商品といってもいいくらい似たようなデザインです。
※「ヒートテック」:S・M・L・XLの他に、XS・XXL・3XLサイズもラインナップ(オンラインストアのみでの取り扱い)、「リヒート」:M・Lの2サイズのみ
まず触れた感じですが、「ヒートテック」はなめらかで柔らかくしっとり。植物性オイル配合の極細繊維が使われているそうです。
対する「リヒート」はサラッとした肌触り。ポリエステルには環境対応を考え、「RENU(伊藤忠商事株式会社の再生ポリエステル糸)」を使用。
次は襟元。なんと「ヒートテック」は、襟元がシームレス!
タイトなニットを着た時、襟元にインナーのラインやごわつきが出ないのは嬉しい気遣いです。
一方の「リヒート」はリブありですが、8mmほど(独自に計測)で細くも太くもありません。ボリューム感のあるトップスを着る時であれば、ほぼ気にならない程度です。
背中側は「リヒート」のほうがやや深め。デコルテや背中に開きのあるトップスを着る時、インナーがうっかり見えてしまう心配が少なくて済みます。
◆リブの長さや着丈も独自に調査!
袖はどちらも8分丈ですが、「ヒートテック」のほうが2cm近く長めでした。
リブは「ヒートテック」が1cm(独自に計測)、「リヒート」が2cm(独自に計測)で前腕でピタッと留まります。風が入ってきにくく、服の中でめくれ上がったりしにくいところはどちらも高ポイントです。
身長161cm標準体型の筆者の場合、自然に引っ張った状態での裾の長さはヘソ下10cm程度。このあたりにも大きな違いは感じられませんでした。
両方とも内側に洗濯タグがついていない(直接印字されている)ので、素肌に触れたときのチクチクがなくていいですね。ちなみに、ユニクロの極暖にはタグがついていました。
◆どちらも優秀だが、伸縮感に違いあり!
肝心な着心地はというと、「ヒートテック」は伸縮性があって脱ぎ着しやすく、着ている間はフィットしているのにも関わらず体の動きに合わせてくれる感じ(ウルトラストレッチの機能を持つ素材が使われています)。スルスルとしたストレスフリーの着心地です。
「リヒート」は、“伸縮性<フィット感”!といった印象。もちろん伸びないわけではないけれど、体への密着度が高く、一瞬「Mサイズでこの感じということは……もしかして太った?」と思ったほど。
裏面の微起毛加工がやんわりとしていて、フィットしながらも心地良く着ることができます。
どちらのあったかインナーも素材を体に密着させることで暖かさをキープさせられるものなので、ポイントとなるのはフィット感。その点でいうと、どちらも甲乙つけがたいのが本音です。
あえて選ぶなら、襟元がシームレスの「ヒートテック」に心を奪われている自分がいます。
気になった人は、店舗でチェックしてみてくださいね。
<文・写真/高木沙織>
【高木沙織】
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi