前回からの続き。私はエナミ。夫のコウスケ、娘のカレンと3人で暮らしています。幼稚園の頃とはすっかり言葉遣いが変わったカレン。最近ではネットスラングも頻発しています。そんなカレンの気持ちを受け入れるために、私も口調を真似してみることに。ところが私が「草」と言った瞬間……カレンは呆気にとられたような顔を。あげくの果てには、「オバサンなんだから無理しなくていいよ」とまで言われてしまったのです。なんだかすごくショックです。
「そっか、エナミは寂しいんだね」コウスケが理解してくれたので、私はうんうんと頷きます。
私が日常生活で「草」と連発するのを想像したのでしょう。コウスケは下を向いて笑うのをこらえているような顔をしました。
「それがね、『オバサンなんだから無理するな』って言われたのよ! その後一応『ごめん』とは謝られたけど、ショックでショックで」私が伝えると、コウスケは「けっこう厳しいこと言うな〜」と言いながら笑っています。
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カレンに歩み寄りたくて、カレンの口調を真似てみた私。しかし「オバサンなんだから無理しなくていいよ」と一蹴され、私はショックを受けてしまいました。
そのうえ夫のコウスケに話したところ、コウスケにまで笑われてしまうことに。きっと若者言葉を使う私の姿を想像したら、面白くて仕方がなくなってしまったのでしょう……。
しかし「エナミの気持ちもわかるよ」と理解も示してもらえたので、私の気持ちは少しだけ晴やかになった気がします。話を聞いてもらうことって大切ですね。
【第4話】へ続く。
原案・編集部 脚本・motte 作画・春野さくら 編集・塚田萌
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