“松屋史上最も辛い”と話題の「水煮牛肉」!実際に食べてみたらガチの激辛料理でした

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2025年01月07日 15:30  おたくま経済新聞

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おたくま経済新聞

“松屋史上最も辛い”と話題の「水煮牛肉」!実際に食べてみたらガチの激辛料理でした

 1月7日午前10時から、松屋に「水煮牛肉〜四川風牛肉唐辛子煮込み〜」が登場しました。


 スープの強烈な赤色と、大量に添えられた輪切り唐辛子。見ているだけで口の中がヒリヒリしてくるこの新メニューです。しかも“松屋史上最も辛い”が売り文句……気になったので実際にお店で食べてきました!


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■ “松屋史上最も辛い”に偽りなし!ひと口すすった瞬間、唐辛子が喉を突き刺す

 7日の午前10時を少し過ぎたタイミングで最寄りの松屋に足を運ぶと、すでに見せ前には「水煮牛肉」のタペストリーがドーンとかかっていました。全体的に赤く、辛さを強調したデザイン。かかってこい、という雰囲気が漂っています。


 お店に入って、券売機で購入します。ご飯のサイズはなんと小盛〜特盛まで料金変わらず、税込み1180円。


 胃袋的には大盛でもよさそうですが、辛すぎて食べるのが嫌になったときのことを踏まえて、並盛で注文します。


 しばらく待って出来上がった「水煮牛肉」は想像以上の赤さ。真っ赤なのに中が透けて見えるのが、なんとも恐ろしい。顔を近づけると、花椒の強い香りが漂います。麻婆豆腐に似た香りです。


 具材はたっぷりの輪切り唐辛子と花椒、玉ねぎ、キャベツ、牛肉です。牛肉はみため、松屋の牛めしに使われているものとよく似ています。もしかすると同じお肉なのかな?


 それにしても……においとビジュアル両方からすでに危険なほどの辛味を感じる「水煮牛肉」。しかし頼んでしまったからには食べないわけには行きませんので、覚悟を決め、まずはスープから口にします。


 あっ。これ本当に、ガチで、激辛だ。


 ひと口すすった瞬間、唐辛子が喉を突き刺しにきます。おまけに花椒の痺れるような辛さも舌に残り、ダブルパンチで口の中を攻撃してきます。


 激辛激辛と言っても松屋だから……大衆向けのお店だから……それなりにマイルドに仕上げてくれているだろう……という目論見は大外れ。


 “松屋史上最も辛い”の売り文句は誇張でもなんでもありません。


 しかし辛味の向こうにしっかりと、肉の旨味があります。辛いけど、美味しい。これは確実に米に合う味……そう思って、ふた口目は白米をスープに浸していただきます。


 やっぱり辛い。迂闊に口にいれると、喉を灼くような刺激にむせ返りかけますが、肉の旨味と香辛料が溶け込んだスープは、白米に完全にマッチしています。


 さらにスープだけでなく牛肉も一緒に食べたら……ああっ、美味しいっ。牛肉、白米、スープが手を取り合って、辛さの奥から食欲を刺激してきます。辛いですが、手が止まりません。


 また、玉ねぎとキャベツのシャキッとした歯切れの良さも、いいアクセントです。何より野菜たちのよいところは、その甘さ。スープの辛さにやられた舌を、優しく労ってくれます。


 というより「水煮牛肉」は本体が辛すぎるので、それ以外のものは何でも舌を休めるものになります。


 いつもは最後に「忘れてた」と思い出して食べている漬物も、今回は途中でちょいちょいつまんでいました。漬物のゆず皮はもはやフルーツ!と感じたくらいです。



■ 辛いけどおいしい……でも白米がなくなるとかなりハードモード

 鼻水と涙を紙ナプキンで拭きつつ、食べ進めていきますが、まだ「水煮牛肉」が残っているというのに、先に白米がなくなりました。


 「水煮牛肉」単体は、なかなかのハードモード。これまで白米によって和らいでいた唐辛子の辛味を、再びダイレクトに味わわなくてはなりません。


 こんなことなら、値段も変わらないし、最初から大盛りを頼んでおけばよかったと後悔しました。胃袋に自信がある人は、ちょっと背伸びしてライスの量を多めにした方がよいです。


 ライス不在のまま「水煮牛肉」をひとすくいひとすくい食べていき、癒やしの野菜たちもいなくなり、牛肉も失われ、真っ赤なスープだけが残りました。


 もうこのまま残して帰っても……と思ったのですが、やはりスープを飲み切るまでが激辛料理。しっかり飲み切ります。


 個人的になかなか苦しい戦いでしたが、終わってみれば達成感とともに「美味しかったなあ」と思える味でした。決して辛いだけで終わらないところが松屋です。


 帰り道も身体が内側からぽかぽかと暖かく、寒さが少し遠のく感じがしました。これからますます寒くなっていく季節に、ピッタリの料理かもしれません。


* * *


 ちなみに原稿を書いている現在、食後から数時間がたちまして……猛烈にお尻が痛いです。


 現場からは以上です。


(ヨシクラミク)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025010707.html

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