【高校ラグビー】東海大大阪仰星の“リーダー分業制”情熱の吉田、冷静な青野の共同主将で準V

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2025年01月07日 18:29  日刊スポーツ

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桐蔭学園対東海大大阪仰星 後半、東海大大阪仰星・青野(右から2人目)は味方のフォローに向かう(撮影・上山淳一)

<全国高校ラグビー大会:桐蔭学園40−17東海大大阪仰星>◇決勝◇7日◇大阪・花園ラグビー場



東海大大阪仰星は、6年前から「リーダー分業制」を採用してきた。


一般的に「主将」と呼ばれる「チームリーダー」が2人。今季はSO吉田琉生(るい、3年)とフランカー青野寛大(かんだい、3年)が共同で主将を務めた。湯浅大智監督(43)は「2人の方が補い合えるかなと。吉田は情熱的で周りに愛され、周りを愛す。青野は感情よりも、いろいろなことを思考して言葉にしていく」。対照的な2人が、部員120人超えの大所帯を引っ張ってきた。


新チームが発足し、引退した3年生を含めた選手間投票によってリーダー候補を挙げる。湯浅監督を含め、スタッフミーティングで最終決定する。ラグビー部の組織としての文化、伝統を継承させていく「クラブリーダー」に、相手の戦略などを分析する「ラグビー探究リーダー」も2人ずつ存在する。指揮官は「昔は(リーダー)1人で何でもやっていた。でも、何でもできるそんな“ピカピカなやつ”はなかなかいない。1人に背負わすのは『酷やな』と思って。分散した方がみんなで協力して組織としても高まっていく」と言う。3大会ぶり7度目Vを逃すも、チーム一丸で花園決勝にたどり着いた。【佐藤究】

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