ゆうちょ銀行は、「JP BANKカード」のうち「VISAカード/マスターカードブランド」のクレジットカードについて、2025年3月26日支払い分から残高不足により利用代金が引き落とせなかった場合に「回収事務手数料」を請求すると発表しました。
今回は、回収事務手数料とはどんなもので、いつ発生するのかを詳しく解説します。
回収事務手数料とはどんな費用なの?
回収事務手数料とは、利用代金が支払期日に引き落とせなかった際に発生する手数料のことです。ゆうちょ銀行の「JP BANK VISAカード/マスターカード」において、2025年3月26日の支払い分から、引き落とし口座の残高が不足している場合に税込みで495円の回収事務手数料が発生する仕組みが導入されます。
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導入することになった理由とは?
ゆうちょ銀行では、昨今、残高不足による引き落とし不可の件数が増えており、再請求にかかる事務手数料や通信費などのコスト負担が課題となっていました。今回の回収事務手数料が導入になったのは、本来の支払日に引き落としができなかった利用者に費用の一部を負担してもらうための施策といえます。キャッシング返済など一部対象外
回数事務手数料の対象になる引き落としは、カード決済を行った費用のみです。キャッシングに関する返済など、一部のサービスは回数事務手数料の対象から外れます。また、この手数料はポイント付与の対象にはなりません。回収事務手数料の請求のタイミング
月1回あるカード利用代金の支払期日に、万が一引き落としできなかった場合、その翌々月の支払日に、通常のカード利用代金とあわせて請求されます。例えば、2025年3月26日(水)に引き落としができなかった場合、2025年5月26日(月)に回収事務手数料が請求されます。このときが土・日・祝日の場合は、翌営業日に請求されます。
まとめ
2025年3月以降、引き落とし口座の残高が不足している場合に税込みで495円の回収事務手数料が発生する仕組みが導入されます。回収事務手数料は、カード利用代金の引き落とし日と口座残高の管理を徹底すれば避けることができます。
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文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
3匹の保護猫と暮らすファイナンシャルプランナー。会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方、心豊かに暮らすための情報を発信しています。
(文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー))