キジハタの謎行動を捉えた動画がX(Twitter)に投稿され、「お騒がせ笑」「“エラ”いことなってますね」と話題に。投稿は記事執筆時点で215万件表示を突破、1万件を超える“いいね”を獲得しています。
●水槽でひっくり返り……
投稿したのは、和歌山県立自然博物館の公式アカウント(@WMNH)。同館では、さまざまな海洋生物が暮らしています。
ある日、ふと水槽内の「キジハタ」に目が止まった担当員さん。遠くから観察してみると、口をポカーンとあけてひっくり返っているではありませんか。この非常事態に「ひっくり返って死んでしまっている!」と驚き、様子を見ようと急いで駆け寄ります。すると、予想外の事実が判明したのです……!
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キジハタは瀕死(ひんし)の状態だったわけではなく、なんとポコポコと泡立つエアーに体を寄せてくつろいでいたもよう。シャワー感覚で気持ちいいのか、なんとも恍惚(こうこつ)な表情を浮かべています。無事でよかった……!
さらに、自らエラの中に泡を通らせ、それを口から延々と出し続けています。その様子は、まるでエアーを使って「うがい」をしているかのようです。最初はヒヤッとしてしまいますが、理由が分かるとクスッとしてしまう映像でした。
●「優雅」「ジャグジー」の声
摩訶不思議なキジハタの行動にXでは、「魚がこんな顔をするんですね」「かわいすぎる…」「幸せそう笑」「頭いいですね」「優雅なキジハタさん」「エラを通る泡が気持ち良い…のかな?」「ジェットバスとか炭酸風呂みたいなもんだろうか」「美容エステかな」などのコメントが寄せられています。
ちなみに担当員さんによると、「一応、他の魚の様子を見るに十分な酸素量は確保されているはずなので、この泡の刺激で身体のクリーニングくらいのつもりなのだと思います」「痒いところがかけなかったり、シャワーも浴びれないので理屈は分かるんですけど、ハタやフグ類に代表されるように、あんまり他のグループはやらないんで不思議ですよね」「こればかりは本人に聞いてみないと分かりませんが、うがいとシャワーを一気に済ませてるくらいの感じなのかもしれません」とつづっています。
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和歌山県立自然博物館は、豊かで美しい和歌山県の自然を紹介する施設。水に住む生きものの他、動物、植物、昆虫、貝、化石などの標本も展示・収蔵しています。気になる人は、X(@WMNH)に遊びにいってみるとよさそうです。
動画提供:和歌山県立自然博物館(@WMNH)さん
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