名古屋鉄道は7日、メタバース上で名鉄名古屋駅を再現した「バーチャル名鉄名古屋ステーション」の第2弾を1月17日から2月7日まで期間限定で開催すると発表した。高精細に再現された名鉄名古屋駅と名鉄電車を舞台に、さまざまな体験型コンテンツを楽しめるイベントとなる。
今回の「バーチャル名鉄名古屋ステーション」では、前回再現した名鉄名古屋駅の構内と名鉄電車1200系・3500系に加え、改札階まで空間を拡張。名鉄電車は6000系と2000系を新たに再現する。測量技術を活用して駅のホームと設置物の寸法を正確に取得し、リアルな空間をメタバース上で再現した。昨年実装したコンテンツを更新するとともに、新たな体験型コンテンツを2つ追加する。
新規コンテンツは、名鉄名古屋駅の精算業務を選択式ゲームで体験できる「運賃精算マスターになろう!」と、沿線の施設および観光地に向かう駅利用者を駅係員として案内するシミュレーションゲーム「鉄旅ナビゲーター」の2つ。「バーチャル名鉄名古屋ステーション」限定グッズとして、「名鉄名古屋駅乗車位置標マグネット」(350円)も販売する。
既存コンテンツも拡張され、「DJブース案内体験」では新たに下り線のDJブースでの案内アナウンスが可能となる。「名鉄ライブラリ」では、ファンが撮影した写真を展示し、落ち着いた雰囲気の中で楽しめる空間を提供する。駅構内を探索し、名鉄にまつわる小話を収集するする「ストーリーコレクト」は、小話の内容を一新し、すべて新しいストーリーとした。
「バーチャル名鉄名古屋ステーション」は、パソコン用アプリケーション「Planeta」を使用して体験できる。1月25日には、名鉄百貨店メンズ館1階「名鉄商店」にて、一般向けの体験会を開催。VR機器を使用してバーチャル空間を操作できるこのイベントは、参加費無料で、事前予約も不要。整理券は当日11時から配布される。(佐々木康弘)