【フィギュア】三宅咲綺が最後のインカレで堂々2位「1つ前進」来季はトリプルアクセル解禁へ

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2025年01月07日 23:14  日刊スポーツ

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日本氷上競技選手権大会の表彰台に立つ(左から)三宅、住吉、河辺(撮影・勝部晃多)

<フィギュアスケート:日本学生氷上競技選手権>◇7日◇山梨・小瀬スポーツ公園アイスアリーナ◇女子7・8級フリー



岡山理大4年の三宅咲綺(22)が、人生最後のインカレを笑顔で終えた。


フリーでは7本全てのジャンプを着氷させて124・72点をマーク。総合187・61点とし、6日のショートプログラム(SP)から1つ順位を上げて総合2位となった。2月の4大陸選手権代表(ソウル)の松生理乃や22年北京オリンピック(五輪)代表の河辺愛菜(ともに中京大)らをかわしての堂々の表彰台に、「このメンバーの中でいい演技ができたことはうれしいです」と白い歯をこぼした。


世界王者の坂本花織や23年世界選手権代表の三原舞依(ともにシスメックス)らとともに神戸クラブで研さんを積む。今季は西日本選手権で優勝。昨年末の全日本選手権でも9位に入り、来季の強化選手入りを確実にするなど飛躍を遂げた。優勝を目標に掲げ、年末年始も氷上で過ごすなど変わらぬトレーニングを重ねて臨んだ今大会。悲願へはあと1歩届かなかったが、「今季ジャンプ全部降りられたのは初めて。できることはできたかな。1つ前進という気持ちです」と、晴れやかな笑顔だった。


今季の締めくくりは、地元の岡山で行われる国民スポーツ大会(26日開幕)。「いろんなプレッシャーもあると思うけど、岡山の県を背負ってしっかりがんばりたい」と意気込んだ。大学卒業後の進路は未定だが、競技は続ける。来季からは大技トリプルアクセル(3回転半)も解禁予定。努力家の22歳はさらなる高みを目指している。

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