【高校ラグビー】令和の常勝軍団、桐蔭学園連覇「時間はかかったけど、ようやくできました」藤原監督

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2025年01月08日 05:16  日刊スポーツ

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優勝旗を受け取る桐蔭学園・古賀(撮影・上田博志)

<全国高校ラグビー大会:桐蔭学園40−17東海大大阪仰星>◇決勝◇7日◇大阪・花園ラグビー場



令和の常勝軍団だ。桐蔭学園(神奈川)が、2年連続5度目の優勝を飾った。決勝で過去2戦2敗だった東海大大阪仰星(大阪第2)に、計6トライを浴びせて40−17で貫禄勝ち。大会連覇は同校の19、20年度以来。これで桐蔭学園は、元号が「令和」になった直近6大会で4度の優勝となった。


   ◇   ◇   ◇


藤原秀之監督(56)が令和の常勝軍団をつくり上げた。02年から監督を務めて23季目。花園は出場19度、うち10度で決勝に進出。5度Vは歴代7位タイとなり、目黒学院、国学院久我山に並ぶ関東最多となった。決勝で初めて大阪勢を倒して、指揮官は「時間はかかったけど、ようやくできました」とほおをゆるめた。


現チームは、関東新人大会で国学院栃木に敗れて、昨春の選抜大会とサニックスワールドユースでは大阪桐蔭に屈した。それでも柔軟な思考で頂点に立った。


昨季はパワフルな突進が強みの選手が多かったが、今季は小柄な選手が多かった。「去年と同じことはできなかった。かなり球離れを良くした」。スピーディーな展開で、相手の隙を突くラグビーを完成させた。


学校の同僚からは「(準決勝の)5日や(決勝の)7日に行きます」と優勝争いを前提として声をかけられるようになった。「12月30日だって結構大変な試合なんだよ」と苦笑いもするが「そういう期待はありがたい」と変化を歓迎するようになった。直近6大会で4度制する強さに「すごいことやってるなと思いますよ」。高校ラグビー界で、その存在感はしばらく変わりそうにない。【永田淳】


◆桐蔭学園 1964年(昭39)に男子校として創立。81年女子部設立。ラグビー部は64年創部、部員数は94人。花園は準優勝5度、優勝は5度目。主なOBに斎藤直人(トゥールーズ)、松島幸太朗(東京SG)。所在地は横浜市青葉区鉄町1614。

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