アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督がU−19イングランド代表MFイーサン・ヌワネリの状態について言及した。6日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在17歳のヌワネリは今シーズンここまで公式戦通算18試合に出場し5ゴールをマーク。直近ではハムストリングの負傷により長期離脱を強いられたイングランド代表FWブカヨ・サカの代役として右ウイング(WG)で起用され、得点に絡む活躍を見せている。現地時間4日に行われたプレミアリーグ第20節ブライトン戦(1−1△)では、スペイン代表MFミケル・メリーノのお膳立てから先制ゴールをマークした。
しかし、同試合では前半終了とともにピッチを後に。試合後、アルテタ監督は途中交代の理由について「筋肉に問題を抱えていた」と明言し、その後の状態には注目が集まっている。
そんなヌワネリだが今後数試合を欠場することが確実となったようだ。現地時間7日に控えるカラバオカップ準決勝ファーストレグのニューカッスル戦の前日会見に出席したアルテタ監督は、17歳の“新星”について「残念ながら彼は数週間欠場することになる。筋肉系の負傷だ」と言及しつつ、次のように言葉を続けた。
「彼は『何かを感じているが、それが何なのかは分からない』と話していた。彼は我々のためにステップアップし、プレーする機会を獲得した。今ではいくつかの試合、とりわけ重要な試合で先発し、異なるポジションでもこれまで通りの形で試合に影響を与えている。負傷でそれができなくなるのは残念だが、これは彼の成長段階における一歩だ。これまでの進み方については満足している」
今シーズンは主将を務めるノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアも足首のケガで長期離脱を強いられるなど、度重なる負傷者に悩まされているアーセナル。現在はサカやヌワネリのほか、イングランド人DFベン・ホワイトや日本代表DF冨安健洋、イングランド代表FWラヒーム・スターリングらが起用不可能となっており、ドイツ代表FWカイ・ハヴァーツも体調不良で戦列を離れている。