アーセナルで直近5戦6発、“復活”のジェズスが明かすメンタル管理「常に自信を保つために…」

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2025年01月08日 06:01  サッカーキング

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アーセナルで復調の気配を漂わせるジェズス(右) [写真]=Getty Images
 アーセナルに所属するブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが、自身のメンタルコントロールについて語った。イギリスメディア『スカイスポーツ』が7日に同選手のコメントを伝えている。

 2022年夏にマンチェスター・シティからアーセナルへ加わったジェズスは、加入初年度はひざのケガに悩まされながらもセンターフォワードの主軸として活躍を続けたものの、2023年夏にドイツ代表MFカイ・ハヴァーツが加入すると、同選手にポジションを譲ることも増え、昨季は公式戦38試合の出場で8ゴール8アシストという数字にとどまった。

 迎えた今季も状況は変わらず、昨年12月に入るまで公式戦でのゴール数はわずか1つ。だが、12月18日に行われたカラバオカップ(EFLカップ)準々決勝のクリスタル・パレス戦でハットトリックを記録すると、続く21日のプレミアリーグ第17節クリスタル・パレス戦でも2ゴールをマーク。1月1日に行われた第19節ブレントフォード戦でも同点ゴールを決め、直近の公式戦5試合で6ゴールを挙げるなど、“復活”の気配を漂わせている。

 長らく得点から遠ざかったことを受けて、ジェズスは自身へ過剰なプレッシャーをかけてしまい、それがさらなる悪循環を生んでいたようだ。ジェズスは『スカイスポーツ』に対して、「僕が何をできるのかを最も知っているのは、他の誰でもない僕自身だと思っている。もっと言えば、僕の才能も理解しているつもりだ。だからこそ、自分に厳しく接してしまう」と発言。「同時に、自分のキャリアにおける現状もわかっている。もし得点を挙げられなかったら、多くの人々から批判を受けることもね」と胸の内を明かしたジェズスは、そのような状況下における自身のメンタルコントロールについて次のように語った。

「何人かの人たちからは、僕は自分に厳しいと言われた。ただ、僕は生まれ育った場所を離れてここに来ており、僕にできる仕事をして、ベストを尽くさなければならないんだ」

「僕はとても感情的な男だ。けれども、余計な感情は一旦置いておいて、僕の心を強くするかのように、集中するようにしている。難しい時期が来ることもあるけれど、強くあることが必要なんだ」

 現在は得点を重ねているが、ピッチ内での結果がメンタルに与えるポジティブな影響にも言及。「自信はサッカー選手にとって大きな要素だ。自信があれば、いつもの自分とは異なる選手になれるし、逆手に自信がなかったり、不足したりしていると、悪い意味で別の選手になってしまう」と述べつつも、ピッチ内での状況に関わらず「僕は常に自信を保とうとしている」と明かす。状況に左右されない自信を身につけるため、ピッチの外ではよりオープンに振る舞うことを意識しているという。

「本来の僕は口数が少ないタイプ。オープンな人間ではないね。自信を保つために誰かと話そうとしたのだけれども、まずは身近な人に話を聞いてもらうことにした。今は妻とよく話すし、母親や兄弟、親しい友人とも何度か話をしてきた。今はよりオープンになってきた実感があるし、この感情をポジティブな方向に持っていくため、セラピストのように話をしてくれる人物も探しているところだよ」

 アーセナルは現地時間の7日、カラバオカップ準決勝・ファーストレグでニューカッスルとの一戦を控えている。自身のマインドをポジティブな方向へ持っていく努力を重ね、結果を残すようになってきたジェズスは、同試合でもゴールネットを揺らすことができるか。


【ハイライト動画】ジェズスがハット達成のパレス戦


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