マルセイユは7日、元イタリア代表DFルイス・フェリペの完全移籍加入を発表した。
契約期間は明かされていないものの、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、2026年夏までの1年半だという。前所属先のアル・イテハドとの契約を解除した上での加入となるため、移籍金の発生しないフリートランスファーだと報じられた。
L・フェリペは1997年3月22日生まれの現在27歳。ブラジル出身で、母国のイトゥアーノでトップチームデビューを飾ると、2016年夏にラツィオへ完全移籍し、欧州上陸を果たした。サレルニターナへのレンタル移籍を経て、2017−18シーズンより正式にラツィオでプレーすると、シーズン後半からセンターバックで定位置の座を確保。負傷に苦しめられた時期も少なくはなかったが、2018−19シーズンにはコッパ・イタリア優勝に貢献する活躍を見せるなど、最終的には在籍5シーズンで公式戦通算144試合に出場。父親のルーツがイタリアにある関係で、代表チームはイタリア代表を選択し、2022年6月のUEFAネーションズリーグで初キャップを刻んだ。
2022年夏にはラツィオとの契約が満了を迎え、フリートランスファーでベティスに加入。マヌエル・ペジェグリーニ監督からの信頼を掴み、2022−23シーズンは公式戦通算で30試合に出場した。
2023−24シーズンも開幕直後はベティスでプレーし、ラ・リーガ4試合にフル出場していたが、サウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)の移籍市場最終日にアル・イテハド加入が正式決定。最大2500万ユーロ(約40億円)と報じられた移籍金が支払われ、サウジアラビアへ渡った。フランス代表MFエンゴロ・カンテ、元同代表FWカリム・ベンゼマ、元ブラジル代表MFファビーニョらを擁するチームで、昨季は公式戦通算27試合に出場するなど主力として活躍したが、今季は外国籍枠や負傷の関係もあり、SPLでわずか1試合の出場にとどまっていた。
今シーズンのリーグ・アン第16節終了時点で、マルセイユは10勝3分3敗を記録し、勝ち点「33」で現在2位につけている。首位を走るパリ・サンジェルマン(PSG)を勝ち点差「7」で追いかける状況のなか、ロベルト・デ・ゼルビ監督が率いるチームに、頼れるセンターバックが加わることとなった。
なお、マルセイユがルイス・フェリペの加入を伝えた動画は、定額制動画配信サービス「Netflix」にて人気を博するドラマシリーズ「イカゲーム」のパロディに仕上がっている。
【動画】「イカゲーム」のパロディに仕上がったルイス・フェリペ加入動画
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Le joueur 0️⃣0️⃣4️⃣ 𝐋𝐮𝐢𝐳 𝐅𝐞𝐥𝐢𝐩𝐞 𝐑𝐚𝐦𝐨𝐬 🇮🇹 rejoint le Peuple Bleu&Blanc 🔵⚪️
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