ホテル事業などを手掛けるデベロップ(千葉県市川市)は1月30日、コンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 八街」を千葉県八街市に開業する。「HOTEL R9 The Yard」シリーズとしては96店舗目。八街市とは災害協定を締結しており、有事の際には「レスキューホテル」としての役割も担う。
デベロップが運営するコンテナホテルの「HOTEL R9 The Yard」シリーズは、全国に96店舗、3505室(開業準備中の店舗を含む)を展開している。建築用コンテナモジュールを利用した独立客室は、隣室と壁を接しないため静粛性とプライバシー性にも優れているという。
13平方メートルの室内には、ベッド、ユニットバス、冷凍冷蔵庫、電子レンジ、加湿空気清浄機を備える。
HOTEL R9 The Yard 八街の客室は42室。ダブルは1人6200円〜、2人8700円〜、ツインは1人6200円〜、2人9700円〜としている(いずれも1泊)。
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HOTEL R9 The Yard 八街は、東関東自動車道「佐倉IC」「酒々井IC」や首都圏中央連絡自動車道「山武成東IC」から車で約15分の国道409号沿いに位置する。佐倉第三工業団地やちばリサーチパークを始めとした工業団地へのアクセスが良く、周辺にはゴルフ場が点在するため、観光やレジャーの宿泊拠点としての利用も想定する。
有事の際には被災地へ移設し、避難施設として「レスキューホテル」の役割も担う同シリーズは、2011年の東日本大震災をきっかけに誕生した。1例目は、宮城県石巻市で復興従事者用宿泊施設として利用されたコンテナを栃木県佐野市に移設し、2017年10月に「HOTEL R9 SANOFUJIOKA」としてリニューアルオープン。
2020年4月には、長崎クルーズ船内における新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてレスキューホテル初の有事出動を行った。
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