JR東海とJR西日本は8日、東海道・山陽新幹線「のぞみ」で2025年度に全席指定席(自由席の設定なし)として運行する期間を発表した。来年度も引き続き、ゴールデンウィーク期間、お盆期間、年末年始期間の3大ピーク期に「のぞみ」を全席指定席で運行する。
東海道・山陽新幹線「のぞみ」を全席指定席とする取組みは2023年度の年末年始期間からスタート。2024年度のゴールデンウィーク期間、お盆期間、年末年始期間も実施し、年末年始の12月27日から1月5日まで、東海道新幹線において全席指定席の「のぞみ」を利用した人は295万7,000人(前年比109%)に及んだという。
2025年度も引き続き、ゴールデンウィーク期間(4月25日から5月6日まで)、お盆期間(8月8〜17日)、年末年始期間(12月26日から1月4日まで)の3大ピーク期に東海道・山陽新幹線の「のぞみ」全列車を全席指定席で運行。利用がとくに集中する期間、「のぞみ」の自由席を指定席に切り替えることで、より多くの人が予約・着席して利用できるようにする。
全席指定席の期間中、自由席に限り乗車可能なきっぷ(自由席特急券など。新幹線定期券「FREX・FREXパル」も含む)を持つ利用者は「のぞみ」で着席できない。ただし、普通車のデッキ等を立席で利用する場合に限り「のぞみ」に乗車できる。「のぞみ」以外の東海道・山陽新幹線「ひかり」「こだま」、山陽・九州新幹線「みずほ」「さくら」は通常通り自由席を設定する。
なお、東海道・山陽新幹線「のぞみ」の自由席に関して、2025年3月14日までは1〜3号車を自由席として設定。ダイヤ改正を行う2025年3月15日から1・2号車を普通車自由席、3号車を普通車指定席として運行する予定となっている。(MN 鉄道ニュース編集部)