沖縄本島内で昨年11月、成人女性に性的暴行を加えたなどとして、沖縄県警が8日、不同意性交致傷の疑いで30代の在沖米海兵隊員の男を書類送検したことが関係者への取材で分かった。県警は同日、県に連絡した。認否は明らかにしていない。
送検容疑は昨年11月、沖縄本島内の屋内で、成人女性に性的暴行を加え、けがをさせた疑い。
関係者によると、2人は事件当日に知り合ったという。県警は防犯カメラの映像などから男を特定。米側の管理下にある男から任意で事情を聴いていた。
米兵による性暴力を巡っては、県に情報が伝わっていなかったことに批判が高まり、県警は昨年7月、逮捕や書類送検した段階で県に連絡する体制を整えた。
沖縄県の玉城デニー知事は「極めて遺憾。激しい怒りを覚える。県民に大きな不安を与えるもので、断固たる対応を求める」とのコメントを出した。