ハフィーニャ、揺れる登録問題を語る「もし僕が他クラブにいたなら、バルセロナがベストなのか考えるかもしれない」

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2025年01月08日 16:08  サッカーキング

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FWハフィーニャが登録問題に対する本音を語りました [写真]=Getty Images
 バルセロナのFWハフィーニャが、スーペルコパ・デ・エスパーニャ(スーパー杯)準決勝のアスレティック・ビルバオ戦に向けた前日会見に出席した。7日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 今シーズンはここまで公式戦17得点10アシストと驚異的なハイペースを見せ、8月度のリーグ月間最優秀選手賞を受賞するなど、“新生ブラウグラナ”を牽引するハフィーニャ。その一方で、チームは昨年末からリーグ戦3試合未勝利と勢いが弱まりつつある他、年明けからはMFダニ・オルモとFWパウ・ビクトルの登録問題で揺れるなど、負の連鎖が続いている。

 そんな中で、昨シーズンのラ・リーガ1位・2位と、コパ・デル・レイ(国王杯)1位・2位の計4クラブがタイトルを争うスーペルコパ・デ・エスパーニャを迎え、8日に準決勝でアスレティック・ビルバオと対戦する。前日会見に出席したハフィーニャは「タイトルはどんなチームにも自信を与える。僕たちは、すべてをかけて戦う準備ができていなければならない。今年最初のタイトルを獲るチャンスだ。(優勝できたら)大きな自信になるだろう」と復調のきっかけを掴みたいと語った。

 また同会見では、注目されている登録問題に関する質問も飛んだ。先月31日を以て特例措置の期限が切れ、かねてより問題となっていたサラリーキャップ超過も解決には至らず、前述した2選手のライセンスが失効。バルセロナ側は手練手管の限りを尽くして再登録を試みているが、ラ・リーガならびにスペインサッカー連盟(RFEF)は、認めない方針を固めている。

 チームキャプテンのひとりでもあるハフィーニャは「とても複雑な状況。僕たちにとっても、どうなるか分からない彼らにとってもね。このような瞬間は決して経験したくない。上層部の人たちができるだけ早く解決し、また一緒にプレーできるようになることを願っている」と吐露。続けて「彼らが何を感じているかは、2人しかわからない。何が起こるか見守るしかないんだ。クラブはできるだけ早く事態が収束することに前向きだが、複雑な状況と言わざるを得ないだろう。ダニとパウにとってはかなり難しいこと」とチームメイトを案じた。

 また、「今回の件が今後に影響を与えるか?」と問われたハフィーニャは、「そうだね、ノーとは言えない。嘘をつくことになるし、嘘をつくのは好きじゃないから。もし僕が他クラブにいて、パウとダニの状況を見ていたら、自分にとってバルセロナがベストなのかを考えるかもしれない」としつつも、「僕自身もここに来たとき、クラブの状況は知っていたよ。ただ、このシャツを着てプレーするチャンスを得たことも確かだったし、それを待ち続けていた」と当時を振り返っている。

 ピッチ外の問題が注目を集める今、スーペルコパを制覇してその雑音をかき消すことができるのだろうか。

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