LINEヤフーが保有する650万人以上の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」では、全国の中高生を対象に「将来いちばんなりたい職業」とその職業に就きたい理由、また「将来、働く会社を選ぶ時に重視しそうなこと」について調査を行い、その結果を発表した。
○男子中学生は「スポーツ選手」、女子中学生は「イラストレーター」が1位。高校生になると?
中高生に将来いちばんなりたい職業を聞いた結果、中学生では男子中学生が「スポーツ選手」、女子中学生が「イラストレーター」が1位となった。昨年の調査では2位だった「スポーツ選手」は今年1位に上昇し、次いで「国家公務員・地方公務員」「YouTuber、Vtuberなどの動画投稿者」「システムエンジニア・プログラマー」がランクインしている。
女子中学生では「イラストレーター」「教師・教員・大学教授」「看護師」が上位であり、昨年はランキング外だった「美容師・理容師」が今年は4位となった。
高校生では、男子高校生が「国家公務員・地方公務員」「教師・教員・大学教授」「システムエンジニア・プログラマー」がTOP3であり、4位はほぼ同率で「機械エンジニア・整備士」であった。
女子高校生のTOP3は「国家公務員・地方公務員」「看護師」「教師・教員・大学教授」となっている。
高校生では男女ともに昨年に続き「国家公務員・地方公務員」が1位となり、「教師・教員・大学教授」は昨年より順位を上げている。
一方で、「決まっていない・わからない」と回答した割合は高校生よりも中学生のほうが高く、特に男子中学生では2割台後半である。また、中学生で1位だった「スポーツ選手」と「イラストレーター」は高校生ではランキング外となっている。
高校生は中学生と比べて「国家公務員・地方公務員」の割合が高く、「弁護士・裁判官・検察官」や「医師」といった国家資格が必要な職業が上位にランクインしている。
○将来いちばんなりたい職業に就きたい理由は何か
中学生のなりたい職業TOP3に就きたい理由は、スポーツ選手として憧れる姿に感化されたり、好きなことをして稼ぎたい気持ちや安定収入を求める現実的な目標が挙げられる。また、教師や看護師になりたい理由では、家族など身近な人からの影響や、自身の体験から「誰かを支えたい」という思いがみられる。
高校生のなりたい職業TOP3に就きたい理由も同様で、家族や恩師の影響、国や地域のために仕事をしたいという意識、自分の得意分野を活かしたいという声、安定を求める意見が挙げられる。
○働きたい会社を選ぶポイントは「休みがしっかりとれる」「給料/ボーナスなどの待遇がいい」
中高生に将来働く会社を選ぶ際に重視しそうなポイントを聞いたところ、全体のTOP2は「休みがしっかりとれる」「給料/ボーナスなどの待遇がいい」であり、4割台後半から5割を占めた。また、中高生の男女ともに「人間関係/職場の雰囲気がいい」がTOP3にランクインしている。
中学生では、男子が「給料/ボーナスなどの待遇がいい」「休みがしっかりとれる」を重視し、女子は「休みがしっかりとれる」「人間関係/職場の雰囲気がいい」を重視している。高校生では、男子が「休みがしっかりとれる」「給料/ボーナスなどの待遇がいい」を重視し、女子も同様だが、より高い割合でこれらを重視している。
高校生は中学生に比べて「福利厚生/社員へのサポート制度が充実」「仕事の内容が自分の能力や適性に合っている」「将来性がある/注目の業界の企業」といった具体的な環境や仕事内容を重視する割合が高い。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の中学生、高校生の男女
実施時期: 2024年11月21日〜2024年11月25日
有効回収数:1039サンプル
※性別年齢構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある()