大分トリニータは8日、MF保田堅心がジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のヘンクに期限付き移籍することを発表した。
2005年3月5日生まれで現在19歳の保田は、サガン鳥栖U−15から大分ユースへ加入し、2021年8月に16歳でトップチームデビューを飾った。2023シーズンから中盤の主力に定着し、ここまで公式戦通算77試合で7ゴール1アシストをマーク。昨シーズンは明治安田J2リーグで31試合出場4ゴール1アシスト、天皇杯で1試合出場1ゴール、JリーグYBCルヴァンカップで1試合出場という成績を残した。
また、各年代の日本代表としても活躍。2023年3月にはAFC U−20アジアカップウズベキスタン2023に臨むU−20日本代表のメンバーに名を連ね、3試合に出場した。
初の海外移籍が決まった保田は大分のクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表した。
「ベルギーのヘンクに期限付き移籍する事になりました。まずは、2024シーズン沢山のご声援ありがとうございました。ユースを含めて5年間、色々な経験をさせていただき、大きく成長させてもらいました。沢山の素晴らしい選手、スタッフ、ファン・サポーター、そしてトリニータに関わる全ての方々と巡り会えて、ここまで成長することができました。本当に感謝しています」
「移籍を前提とした手続きによるチームの離脱が決まってから、こんなにも僕を応援してくれる方々がいるのだと再確認してすごく嬉しかったですし、より一層身が引き締まりました。ここまで育ててくれた家族、支えてくださり応援してくださる全ての方々、そして自分の目標のために本気でチャレンジしてきます。必ず良いニュースを日本に届けます。5年間ありがとうございました。大分の選手として、胸を張って行ってきます!」
保田が期限付きで加入するヘンクはジュピラー・プロ・リーグで4度、国内カップ戦で5度の優勝を誇る名門クラブ。今シーズンも第20節終了時点で勝ち点「42」を獲得し、首位を走っている。過去には元日本代表FW鈴木隆行氏や日本代表FW伊東純也(現:スタッド・ランス)らが在籍していた。
【動画】ヘンク移籍が決まった保田堅心のプレー