<バスケットボール:Jr.ウインターカップ全国U15選手権>◇8日◇最終日◇男女決勝◇東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ◇日刊スポーツ新聞社後援
男子はRIZINGS徳島が琉球ゴールデンキングスU15を僅差で破り、初優勝を飾った。185センチの岩朝ローマ(3年)と187センチの平岡泰介(2年)の2枚看板が合わせて43得点。創立7年目の地方クラブが頂点に立った。女子は京都精華学園中がHOOPS4HOPE(千葉)を大差で破り、全国中学校体育大会と合わせて2年連続2冠を達成した。
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危なげない内容で2年連続の頂点に立った。193センチの留学生、オディア・カウェル・リッツが31得点。185センチの石綿文とともにゴール下を支配した。ただし、それもボールを運び、攻守でクリエイトするガード陣の奮闘があってこそ。今冬のウインターカップで3連覇した高等部の監督でもある山本綱義コーチは「留学生頼みにならないチームづくりを目指してきた。ガード陣が努力してくれた」と振り返った。
主将でガードの谷口娃咲(あいさ=3年)は「本当にうれしい。初戦は、激しい守備とルーズボールへの対応を徹底的できなかった。2回戦から徹底したことで、インサイドの強さを発揮することができた」と言う。オディアは準々決勝と準決勝で歴代2位となる47得点をマーク。ガードでインサイドがかみ合えば、敵はいなかった。来年は3年連続の2冠がかかる。谷口は「今年よりプレッシャーがかかるだろうけど、自分たちのプレーを貫いてほしい」と後輩たちにエールを送っていた。
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○…女子・HOOPS4HOPE(千葉) 180センチ超3人をそろえた相手の高さに屈した。ポイントガードの森園月愛(3年)は「やっぱり強かった。すごかったです」と振り返る。それでも「留学生の2人を60点以内に抑えようと話していて、その通りにできた(44点)。外からのシュートも決まったし、自分たちのバスケはやりきれた」と充実した表情だった。
◆女子ベスト5 谷口娃咲、石綿文、オディア・カウェル・リッツ(京都精華学園中)田原莉桜、中沢希乃(HOOP4HOPE)
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