【ラグビー】ノックフォワード、スティール…新用語は順次適用へ 日本協会が9日に通達を更新

1

2025年01月09日 11:44  日刊スポーツ

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

日本ラグビー協会の岩渕健輔専務理事(2025年1月8日撮影)

日本ラグビー協会は9日、公式ホームページで6日に出した「競技規則の改正について」の通達を更新した。用語の変更に関しての補足とし「国内において、新しい用語の使用は2025年1月6日以降順次適用し、周知を図ってまいります」と記した。


通達の対象は加盟協会、競技運営関係者、加盟チームとなっており、このたび8つの用語を変更。広く浸透していたボールを前方に落とす反則「ノックオン」は「ノックフォワード」、19年W杯日本大会で日本代表NO8姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)の代名詞となった「ジャッカル」も「スティール」となる。レフェリーのコール、場内の案内なども統一されていく。


日本協会は24年11月の国際統括団体ワールドラグビー理事会で承認された世界的試験実施ルールに対応し、競技規則を改正。トライ後のゴールキックの制限時間が90秒から60秒へと短縮される新ルールなどは4月1日から施行され、ワールドセブンズシリーズ(7人制)に実施対象を限定したルールは即時施行となる。


用語変更に関しては、日本協会内で長年のなじみを重んじる意見もあったという。前日8日に都内で取材対応した岩渕健輔専務理事(49)は「日本代表が世界で活躍するにあたり、同じレフェリングの指針、用語を使うのは大切」とし、最短で35年のW杯再招致なども念頭に「今後、大きな大会が日本に来たりする時に、新しくなった用語を使うことになる。そういう観点から、速やかに変えた方がいいという判断になりました」と説明していた。【松本航】


◆用語の変更


※( )内は現在の用語


◇トライライン(ゴールライン)


◇トライゾーン/トライエリア(インゴールエリア)


◇プレ・バインド/プレ・ボンド(ラッチ)


◇トライラインドロップアウト(ゴールラインドロップアウト)


◇イエローカード(一時退出)


◇退出/レッドカード(退場)


◇ノックフォワード(ノックオン)


◇スティール/スティーラー(ジャッカル/ジャッカラー)

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定