リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが、トッテナム戦を振り返った。
カラバオ・カップ準決勝ファーストレグが8日に行われ、リヴァプールは敵地でトッテナムと対戦。86分にルーカス・ベリヴァルに先制点を奪われ、0−1で先勝を許した。なお、リヴァプールにとっては昨年9月14日に行われたプレミアリーグ第4節ノッティンガム・フォレスト戦(●0−1)以来、公式戦25試合ぶりとなる今季2敗目となった。
試合後、ファン・ダイクはイギリスメディア『スカイスポーツ』で「僕たちは攻撃力の高い選手を擁する激しいチームと対戦した。彼らは相手を苦しめ、走り続けることができる」と振り返りながら、次のように続けた。
「いい瞬間も、時にはいいチャンスも作り出すことができた。僕の意見ではそれほど明確なチャンスはなかったと思うが、得点するには十分なものだった。でも、残念ながら、得点できなかった。今はまだハーフタイムで、アンフィールドでの試合を楽しみにしている」
また、この試合で注目が集まっているのは決勝点を挙げたベリヴァルで、得点シーンの前に2枚目のイエローカードが出されて退場になっていた可能性があったことから、物議を醸す判定となっていた。
試合終了直後にスチュアート・アトウェル主審と話をしていたファン・ダイクは、この判定について聞かれると、「(ベリヴァルに)2枚目のイエローカードが出るべきだったことは明らかだったと思う。かなり明白だった。不思議な巡り合わせで、1分後に彼が決勝点を決めた」と判定への苦言を呈した。
「それが現実だ。僕の意見では審判はミスを犯したと思うし、彼にはそう伝えた。彼はそうではないと思っているが、それは明らかだったし、サイドラインにいた誰もがイエローカードになるはずだったとわかっていた」
「そこには線審、第4審判、VAR、そして主審がいるのに彼には2枚目のイエローカードが出なかった。これが今夜の敗因だと言っているわけではないが、試合の大きな瞬間だった」
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