JR東日本は2025年2月から、新幹線・在来線の運転士およびホーム上の安全確認を行う駅員に「保護メガネ」を順次導入する。試験導入を実施したところ、まぶしさの軽減や信号の視認性向上に効果が認められたことから、本格導入によって業務の安全性を高める狙いだ。
【画像】「保護メガネ」を装着した運転士・駅員の写真、用意した2種類の保護メガネなど(計3枚)
同社では2024年2月から、一部の駅や新幹線・在来線において保護メガネの着用を試験的に導入。直射日光・反射光を緩和することで、業務時の視認性向上や目の疲労軽減につなげ、安全性を高める目的があった。
その結果、「まぶしさが軽減され、業務により集中できるようになった」「目の疲労が軽減され、信号が見やすくなった」といった好意的な声が多かったため、本格導入を決定した。
保護メガネは黒縁のサングラス状で、信号機の視認などに影響を及ぼさない偏光レンズを使用。そのまま着用するオーバーグラスタイプと、眼鏡の上から装着するクリップオンタイプの2種類を用意する。担当者は「試験導入の結果、着用によってお客さまへの不安を与えるものではないと考えている」とコメントしている。
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