息子が蹴ったボールは、ソファでくつろいでいた旦那の頭にあたりました。旦那はブチ切れ、それを力いっぱい投げつけます。ガラスのコップが派手な音を立てて床に落ち、粉々に砕けます。おびえた息子たちが私の元へすり寄ってきました。
「お前とは離婚だ。いますぐ離婚届を用意しろ」こんなふうに旦那はキレるとすぐに「離婚だ」と言い出し、罵声を浴びせてくるのです。お前が俺の機嫌を損ねたからだと、すべて私のせいにして……。そして行き先も告げず出かけてしまいました。
家族4人での生活は楽しいこともたくさんあります。だからいままで私は旦那がキレても「どうせ一時的な怒りだから」とぐっとこらえて暮らしてきました。けれど今回粉々に砕けたガラスを見て、私は危険を感じたのです。これまで旦那が私や息子たちに手をあげたことはないけれど、これは黄色信号なのかもしれない……。
もし旦那がモノではなくサクヤやトモヤを傷つけることがあったら、それだけは絶対に許すことができません。いままでは息子たちのためを思い、踏みとどまってきましたが……。私はこの日を境に、本気で離婚しようかと思いはじめました。
|
|
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ササミネ 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子