プロ入り後2季無得点→昨季8G6Aで“才能開花”…安光将作が大宮から狙う日本代表入り「このクラブが夢に一番近い」

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2025年01月09日 22:12  サッカーキング

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富山から加入したDF安光将作
 RB大宮アルディージャは9日、キックオフイベント(新体制発表会見)を行った。カターレ富山から完全移籍で加入したDF安光将作は「大宮に来ることができて、今はワクワクしています」と期待感を語った。

 昨季は富山でリーグ戦36試合に出場。J2昇格プレーオフも2試合フルタイム出場を果たし、富山のJ2昇格をサイドから支えた。昨季の安光を語る上で欠かせないのが“得点能力の開花”だ。プロ入り後の2季で0得点4アシストと無得点だった中、昨季は8得点6アシストとサイドバックとしては異例ともいえる成績を残している。「逆サイドからの攻撃でゴール前に入るプレーを意識的に取り組みました。それが結果に結びつき、自分の自信になってどんどん入っていけるようになった。少しずつ成功体験を掴むことができました」と振り返った。

 今オフは所属する富山、そして新天地に決めた大宮以外にもオファーはあったそうだ。その中で大宮を選んだ理由について、安光はこう語る。

「富山から『残ってほしい』という話はありましたが、一度しかないキャリアで後悔のない選択をしたいと思いました。自分が将来どうなりたいのかを逆算し、このクラブが夢(日本代表入り)に一番近いと思い移籍を決めました。契約交渉の場で『こういうクラブにしていきたい』という野心や、上を目指して本気で取り組むことが一番伝わった。レッドブルが入ることによって、それを成し遂げられるだけのポテンシャルが加わるのは移籍を決めた一つの要因でした」

 昨季の大宮の基本布陣は『3-4-2-1』。富山では『4-4-2』の左サイドバックを主に担っており、仮に大宮が3バック布陣を継続する場合は、安光にとって新たなチャレンジとなる。「小さい頃からずっと前線をやっていて、大学(法政大学)ではサイドハーフでプロになれましたが、プロ1年目は試合に出られなかった。そこからサイドバックにチャレンジをして、自分の人生が変わりました」と回想する。「2年前にサイドバックをやらなければ、今の自分はなかったと思います。(後ろ)3枚で新しいポジションだとしても、前向きにチャレンジすることで自分の可能性が広がっていくと思うので、任せられたポジションで全力を出して自分の可能性を広げたいです」と新天地でのさらなる成長に意欲を示した。

取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)

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