昨季自身初の最多勝を獲得した日本ハムの伊藤大海は、ソフトバンク戦に強かった。
昨季はソフトバンク戦に6試合・41回を投げ、4勝1敗、防御率2.63とキラーぶりを発揮した。4勝のうち3勝がオールスター明けで勝利したことに価値がある。特にチームとしても、昨季リーグ優勝したソフトバンク戦、オールスター明けは8月24日の対戦から7連勝、そのうち伊藤は2勝を挙げるなど、オールスター明けの対戦成績は8勝4敗だった。
伊藤は昨季のソフトバンク戦、勝利投手となった8月25日の登板は5回でマウンドを降りているが、そのほかの5試合は全て6イニング以上投げている。9月18日の登板では、9回・135球と一人で投げ抜き、9被安打、9奪三振、無失点で完封勝利を挙げている。
伊藤は今季の開幕投手を金村尚真に譲ったが、昨年11月に行われた『F FES2024』で新庄剛志監督が伊藤を2カード目の初戦に先発で起用することを示唆。その2カード目の対戦相手こそソフトバンクだ。伊藤が交流戦前まで中6日でカード頭の火曜日に先発した場合、4度先発する機会が回ってくる。
昨季は前半戦、ソフトバンク戦の登板は2度だけだったが、今季は前半戦からソフトバンク戦にガンガン先発し白星を奪うことができれば、チームとしてもシーズン通して有利に戦えそうだ。今季も“ソフトバンクキラー”ぶりを発揮したい。