新SNS「mixi2」の特徴とは? mixiとはどう違う? ITライターが1週間使ってみた

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2025年01月11日 21:20  All About

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2024年12月に始まった新しいSNS「mixi2」を知っていますか? mixiといえば2000年代に大流行したSNS。その名を冠する「mixi2」とはどんなSNSなのか、mixiとの共通点や違いとあわせて解説します。(サムネイル画像出典:mixi2の公式Webサイト)
2024年12月16日に突如始まった新しいSNS「mixi2(ミクシィツー)」が話題です。mixiといえば2000年代に大流行したSNS。当時ハマっていたという人も多いのではないでしょうか。

この記事では、mixi2とはどのようなSNSなのか、mixiとの違いはどこにあるのかなどを解説していきます。

mixi2は招待制。現時点ではスマートフォンのみのサービス

mixiは当初、すでに利用しているユーザーからの招待が必要なSNSでした。同様に今回のmixi2も、mixi2に登録しているユーザーからの招待がなければ始めることができません。

XやFacebookでは早速「mixi2を始めた」と投稿する人も多くなっていますから、もしmixi2を使いたい場合は、そうした投稿をしている友人・知人にお願いして招待してもらうといいでしょう。
mixi2への招待投稿の例

なおmixiはパソコンやスマートフォンなどデバイスを問わず利用できますが、mixi2は2025年1月現在、スマートフォンアプリからしか利用できません。スマートフォンアプリが動くAndroidデバイスやiPadからは利用できますが、WindowsやMacといったパソコンからの利用ができない点には、注意が必要です。

mixi2はmixiというよりも「X」に似たサービス

mixiといえば、日記を書き、友人とつながってコメントを書き込みあったり、足あと(=相手のページへの訪問履歴)の有無に一喜一憂したりしながら、コミュニケーションを楽しむサービスでした。現在のSNSでいえば、Facebookがmixiに似たサービスといえます。

一方でmixi2は、どちらかといえば「X」に似ています。

例えば、mixi2の投稿は日記形式ではなく、150文字以内の短文投稿です。そして自分の投稿と、自分がフォローしている人の投稿が時系列順に並んで表示されるのは、さながらXのタイムライン機能そのものともいえます。

またmixiでは、他人を「マイミク」(=mixi上でつながっている人)に追加するにはリクエストを送り、承認してもらう必要がありましたが、mixi2ではX同様に「フォロー」をすれば、他人の投稿を自分のタイムラインに表示できます。

「鍵アカウント」に設定されている人を除けば、気になる人の投稿をどんどん自分のタイムラインに流すことができる点もXに近く、mixiのマイミクほどコミュニケーションの輪を広げていくのに手間はかかりません。

mixi2ならではの機能が楽しい

ここまで紹介した内容からすると、mixi2は「Xを模倣しただけのSNS」に見えるかもしれません。しかし、mixi2ならではの機能もあります。

エモテキ

1つは、投稿時に使える「エモテキ」という機能です。

エモテキでは投稿の文字サイズを変更したり、文字に動きを加えることができます。例えば「寒い」というテキストの投稿に文字が震える動きを加えると、より寒そうな印象を持たせられます。
投稿にはさまざまな効果「エモテキ」を追加することができます

大きな文字にキラリというエフェクト、これがエモテキです


リアクション

もう1つは、人の投稿にリアクションする際に使える機能です。ハートボタンを押す「いいね」だけでなく、あらかじめ用意された顔の絵文字やさまざまなリアクションを使用できます。

楽しそうな投稿には笑顔の絵文字でリアクションをしたり、おいしそうな食事の写真が添えられた投稿には「たべたい」という文字でリアクションを残したりすることが可能です。

自分の投稿を見た人が返信やいいね以外で「どう思ったのか」が分かりやすく、また自分がフォローしている人の投稿にも、気軽に反応を残していけます。
投稿にはいいね以外の、多数のスタンプで反応を残せます


実際に使ってみると、エモテキとリアクションのバリエーションの多さが面白く、他のSNSにはない機能でもあるため上手に使えるよう試行錯誤する楽しさがあります。

もちろん他人の投稿もそうした工夫が見られたり、ウケを狙ったエモテキの利用にくすっと笑えたりします。誰かの投稿を楽しみについアプリを開いてしまう点は、mixi2ならではの機能であり楽しさといっていいでしょう。

「コミュニティ」の仕組みも懐かしく、面白い

mixiといえば自分の趣味や興味関心、主張をアピールするために「コミュニティ」に参加したり、自分自身でコミュニティを作成し人を集めたりする楽しみがありました。

mixi2にも同様の機能があり、早速たくさんのコミュニティが作成されています。コミュニティ内では共通の話題で盛り上がる様子を確認できます。

アプリ側の設定にもよりますが、自分がフォローしている人の投稿とコミュニティの投稿を完全に分けて表示することもできます。

コミュニティ外の投稿ではプライベートなことや「今起きたこと」を投稿し、コミュニティ内では趣味の話題を投稿するというように、1つのサービス内で投稿内容を分けられるのが便利なところ。これにより、「自分が今見たいもの」を見やすくタイムラインに形成していくことができます。
 趣味や主張をアピールする「コミュニティ」は、mixiから引き継いだ機能です

コミュニティ内はテーマに沿った話題が投稿されるため、参考になる話も多いのが特徴です


mixi2は「使ってみるべきSNS」

mixi2は「mixi」を冠するため、昔の流行りのリバイバル、リメイクなのでは?と考えてしまいがちですが、mixiやそれより後に出てきたさまざまなSNSを参考に、独自の面白さを持った全く新しいSNSとして楽しめます。

現時点では招待制となるため始めるハードルは少し高いかもしれませんが、始めてみる価値はあると思います。他のSNSに代わってメインのSNSになる可能性も十分にあると感じていますので、もし身の回りにmixi2を始めたという人がいれば、招待してもらい、登録しておくことをおすすめします。

【この記事の筆者:迎 悟】
家電量販店やキャリアショップなど、多数のチャネルで携帯電話販売の最前線に10年近く従事。その経験をもとに、現在はフリーランスライター・ブロガーとして活動している。携帯電話販売の現場インタビューや契約・使い方のハウツーを中心に、さまざまな媒体で執筆中。
(文:迎 悟)

このニュースに関するつぶやき

  • やってみたけど、やはりmixiがいいね。
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