【バスケ】筑波大を辞めプロ入りした宇都宮20歳星川開聖デビュー戦で初得点 漂う大物感

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2025年01月11日 21:36  日刊スポーツ

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宇都宮対秋田 筑波大を辞め、プロ入りしたばかりの宇都宮の20歳・星川開聖が初出場。左は田臥(撮影・沢田啓太郎)

<バスケットボールBリーグ1部(B1):宇都宮101−62秋田>◇11日◇第17節◇ブレックスアリーナ宇都宮



加入したばかりの星川開聖(ほしかわ・かいせい=20)が大物感を漂わせてプロデビューを果たした。


第4クオーター(Q)残り約3分、44歳のレジェンド、田臥勇太と一緒にコートインすると、ブレアリは大歓声に沸いた。筑波大を辞めてプロとしての特別指定選手契約が発表されたのが2日前。入団会見が行われたのは前日10日だった。


物おじするそぶりは全く見せず、194センチ、100キロの体は威圧感すらある。堂々とブレアリを走り回って、残り25秒。右コーナーで待っているところに、宇都宮のユース(U15)で同期だった石川裕大からパスが来た。


「決めろというメッセージのようなパスが来た。気持ち良く打つことができました」


プロで初めて打つ3点シュートはきれいにゴールネットを揺らす。デビュー戦で初得点。ブレアリのボルテージは最高潮に上がった。


「めっちゃ緊張するかなって思っていましたが、そんなことはなかったですね。あまり緊張しませんでした。それでも(得点を決めた時は)これまで感じたことがないほど、アドレナリンが出ました」


恐るべし、だ。チームに合流したのは4日前。全体練習にはまだ3回しか参加していない。大学とプロの違いに戸惑うどころか、冷静にとらえる余裕があった。


「守備の強度は上がると思っていましたし、実際にそうでした。一方で、スクリーン(壁)のレベルは高いので、信頼すれば問題ないと思いました」


プロ初得点も大学時代の先輩・小川敦也のスクリーンを利用したものだった。


「チームにチャンスをつくってもらいました。(宇都宮の)ユース出身として良い姿を見せることができて良かった。これからも頑張りたい」


退路を断って飛び込んだプロの道。まずは最高のスタートとなった。【沢田啓太郎】

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