ミランを率いるセルジオ・コンセイソン監督が、11日に行われたセリエA第20節カリアリ戦を振り返った。同日、イタリアメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えた。
昨年末にコンセイソン監督が就任したミランは、先日行われたスーペルコッパ・イタリアーナ(スーパー杯)でユヴェントスとインテルを下して今季初タイトルを獲得。しかし、カリアリ戦では残留争いの渦中にある下位相手に低調な試合内容で終わり、1−1で引き分けた。
コンセイソン監督はカリアリ戦後、次のように同試合を総括。攻撃面に多くの改善点があることを認めた。
「あらゆる観点からもっと期待していた。13年間監督をやっているなかでも、最悪の前半だった。リズムと活気がなかった。カリアリはゴールを守るためにプレーしたのに対し、私たちはスペースを見つけるのに苦労して、インテリジェントでもなかった」
「後半は多くのシュートを放ち、良くなったが、時間を稼がれた。相手の戦略は理解できる。いずれにせよ、我々はもっと多くのことをしなければならなかった。ミランの問題はメンタルとフィジカルの両面にある。準備したほどのことができなかったので怒っている」
コンセイソン監督はさらに、「(ラファエル・)レオンと(クリスティアン・)プリシッチにもっとサポートが必要だ。ミランのFWは無欲で、それはいいことだし、私は好ましくさえ思っている。だが、時に彼らはもっと実用的になる必要がある。サッカーは(得点を多く奪ったチームが勝つ)シンプルなスポーツであり、ゴール前では利己的になる必要がある」ともコメント。選手の意識改善に取り組んでいく意欲を示した。
次戦は14日に行われ、ミランは第19節延期分でコモと敵地で対戦する。
【ハイライト】ミラン 1−1 カリアリ