■第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 決勝 藤枝順心 5−0 神村学園(12日、兵庫、ノエビアスタジアム神戸)
全日本高校女子サッカー選手権の決勝が行われ、藤枝順心(静岡2)が神村学園(鹿児島)を5−0で下し、大会史上初の3連覇を達成した。
2019年以来、3度目の顔合わせとなった藤枝順心と神村学園の決勝戦。過去2回とも勝利を収め優勝している藤枝順心は、ここまで5試合で34得点と自慢の攻撃陣が爆発した。
前半4分、中央からゴール前でフリーのFW藤原凛音(3年)にボールが渡ると、落ち着いてゴール左隅にシュート。先制に成功すると、12分には藤原のコーナーキックからゴール前で混戦となり、最後はDF柘植沙羽(3年)の体に当たってボールはゴールの中へ。早い時間帯で藤枝順心が2−0とリードする。
中盤以降は、神村学園のセットプレーやサイド攻撃でゴールを脅かされる場面もあったが、GK伊藤楓夏(2年)を中心に得点を許さない。40分には、ゴール前でボールを受けたMF鈴木由真(2年)がペナルティエリアに侵入、ステップを踏んで右足を振り抜くと、ボールはゴール左上に吸い込まれ3−0とリードを広げ前半を折り返す。
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後半に入り、前がかりに攻めてくる神村学園の攻撃をはね返す藤枝順心。DF陣が高い集中力を保ち、ゴールを割らせない。すると19分、藤枝順心はコーナーキックから、フリーの弦間結月(3年)がヘディングシュート。バーに当たって落ちた所に尾辻夏奈(2年)が頭で押し込み、4点目を奪う。終了間際にもFW弦間結月(3年)が得点女王を決定づける今大会8得点目となるシュートでダメを押し、5−0で神村学園に圧勝した。