バルセロナを率いるハンジ・フリック監督がスーペルコパ・デ・エスパーニャ制覇を喜んだ。12日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。
スーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝が12日に開催され、バルセロナとレアル・マドリードが対戦した。開始早々にキリアン・エンバペに先制点を献上したバルセロナだったが、22分にラミン・ヤマルのゴールで追い付き、36分にはロベルト・レヴァンドフスキのPKで勝ち越しに成功。その後、ハフィーニャとアレハンドロ・バルデがネットを揺らすと、GKヴィチェフ・シュチェスニーの退場により数的不利となったが、反撃を1点に抑え、5−2で勝利した。
“エル・クラシコ”を制して今シーズン最初のタイトルを獲得したバルセロナ。4−0で勝利した昨年10月の敵地『サンティアゴ・ベルナベウ』でのゲームに続き、再び宿敵レアル・マドリードを圧倒しての戴冠となった。バルセロナでの初タイトル獲得となったフリック監督は「素晴らしい試合ができた。我々は世界最高のチームの一つを破りタイトルを獲得した。とても幸せだ」と前置きしつつ、次のように試合を振り返っている。
「私にとってはどのようにプレーするかということが重要だ。チームとしてプレーし続けなければならない。今日の試合でもエラーが起きていたが、それを修正する必要がある。試合をコントロールしていれば、我々にとってより簡単なものになるからだ。そして、今日は前線に3人の素晴らしいFWがいた。これはチームにとって喜ばしいことだ」
ラ・リーガでは直近7試合でわずか1勝と失速気味のバルセロナだが、宿敵撃破とタイトル獲得を契機に再び勢いに乗ることができるだろうか。フリック監督は「団結したチームとしてスーペルコパを勝ち取ったが、我々はバルサであり、向上していく義務がある。タイトルを獲得したことは、我々が持っているものを意識する上で重要だが、次の試合に向けて準備しなければならない。我々のチームは若く、まだまだ改善の余地がある」と意気込みを示した。
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