リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が日本代表MF遠藤航について言及した。13日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
昨年夏に就任したスロット監督のもと、プレミアリーグとチャンピオンズリーグ(CL)で首位を快走し、カラバオカップで準決勝、FAカップで4回戦進出を決めているリヴァプール。在籍2年目の遠藤はここまで公式戦15試合に出場しているが、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフの台頭もあり、先発起用はわずか4試合、合計プレータイムは433分間に留まってる。
しかし、一度ピッチに立てば常に自身の役割を全うし好パフォーマンスを披露。直近では守備時に最終ラインの中央に陣取りながら、攻撃時には中盤に入ってビルドアップをサポートする“偽センターバック(CB)”としても存在感を放っている。
そんな遠藤についてスロット監督は「私はワタ(遠藤)がどんな人間であるかを理解している。彼はいつどこで起用されてもベストを尽くす。試合終了の5分前だったとしても全力でプレーするんだ」と前置きしつつ、次のように称賛の言葉を続けた。
「多くのファンにとっては普通のことかもしれないが、私がこれまでサッカーに携わってきた中で試合終了の5分前に出場した選手が、ワタとは異なるプレーやエネルギーを見せているのを目の当たりにしてきた。彼は我々のチームにとって重要な存在だ。中盤で、あるいはCBで常に彼を必要としている。ワタは本当に良くやっている。トッテナム戦では彼を最終ラインから外した瞬間に失点してしまったからね」
出場機会の少なさから今冬の移籍の可能性も報じられている遠藤だが、指揮官からの評価は極めて高いようだ。