【日経新春杯】軽ハンデが生んだお年玉 約100万円の配当は若きホープの重賞初制覇とともに

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2025年01月14日 07:30  netkeiba

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団野騎手とショウリュウイクゾ(c)netkeiba
 昨年のマイルCSを制するなど、メキメキと頭角を現している若手が団野大成騎手だ。そんな関西のホープが重賞初制覇を果たした21年の日経新春杯はハンデ戦らしい決着となった。

 1番人気はセレクトセールで5億8000万円(税抜)の高値となったアドマイヤビルゴだった。ここまで5戦4勝で鞍上は武豊騎手とはいえ重賞未勝利馬。ハンデ戦らしく、不気味な伏兵はズラリ。さらにスタート直前になって4番人気のクラージュゲリエの蹄鉄の打ち直しが行われるなど、波乱ムードが漂っていた。

 レースは前半3Fが35秒3、5Fが60秒7の平均ペースで流れた。そんな中、好位で流れに乗ったのが団野騎手騎乗、ハンデ53kgで7番人気のショウリュウイクゾだった。勝負所から激しく手が動いたが、直線に向いても脚色は衰えない。それどころか後続を引き離し、残り100mでは勝負あった。ハンデ52kgで13番人気のミスマンマミーアを3/4馬身凌ぎ、先頭でフィニッシュ。前走3勝クラス8着からの格上挑戦で、人馬揃っての初タイトルを手にした。馬連は5万8060円、3連単は96万1790円の高配当。いろいろな意味でインパクト大のレースとなった。

 団野騎手は当時デビュー3年目。これが17回目のチャレンジでのJRA重賞初制覇だった。その後は毎年重賞を制し、23年の高松宮記念でGIジョッキーの仲間入りを果たしている。同期の岩田望来騎手や菅原明良騎手らと切磋琢磨し、さらなる高みを目指してほしい。

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