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ビジネス文書実務検定の試験の受験料を着服したとして、愛知県警半田署は14日、名古屋市熱田区神宮2、県立安城農林高校教諭、長谷山峻之容疑者(33)を業務上横領容疑で逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。
逮捕容疑は、2023年9月26日ごろ〜10月13日ごろ、当時講師として勤務していた県立半田農業高校の生徒から集めた受験料10万円を着服し、横領したとしている。
同署によると、長谷山容疑者は検定試験の徴収業務を行っており、延べ196人分、総額約16万円の受験料を集めた。ところが試験を実施する協会には受験者が74人と過少申告した。試験と採点は同校で実施し、延べ107人が合格していたが、長谷山容疑者は合格者数も46人と過少申告した結果、残りの生徒は不合格になっていた。
長谷山容疑者が異動した後、後任の教員が前年の試験結果を調べて発覚し、昨年5月に同校が同署に相談していた。県高等学校教育課の担当者は「本来合格していた生徒に申し訳ない。追加合格を協会に申し入れ、認められた。二度と起こらないように再発防止策を講じていきたい」と話した。【塚本紘平】
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