「キミは残らなければならない。今はここでプレーするんだ」 レヴァンドフスキ、去就悩める同僚アラウホを説得
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2025年01月14日 19:04 サッカーキング
バルセロナに所属するFWロベルト・レヴァンドフスキが、クラブ退団の可能性が取り沙汰されている同僚CBロナルド・アラウホに対して、説得を試みたようだ。13日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
1999年3月7日生まれのアラウホは現在25歳。母国ウルグアイでプロキャリアを始めた後、バルセロナに加入した同選手は、トップチームでの5年目シーズンを迎えている。しかしながら、今夏に就任したハンジ・フリック監督の下では、ケガによって出遅れた影響もあってか、イニゴ・マルティネスとパウ・クバルシに定位置を譲っており、ここまで公式戦2試合の出場にとどまるなど信頼を得るには至ってない。それでも、13日のスーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝戦のレアル・マドリード戦において、前者の負傷交代により早々に出番が回ってきたアラウホは、化け物じみたフィジカルを活かした対人守備やカバーリング能力で強力な相手攻撃陣を抑え、2シーズンぶり19回目の優勝に貢献していた。
そんなアラウホに対して、かねてよりユヴェントスを筆頭に複数クラブが、今冬の獲得を検討しており、選手本人も移籍に前向きな姿勢を示していることが取り沙汰されてきた。その一方でバルセロナ側は、少なくとも7000万ユーロ(約113億円)以上のビッグオファーでない限りは耳を傾ける気はない他、前述したイニゴの離脱期間が最大5週間と見込まれる今となっては、交渉に応じる可能性はさらに低くなったと言えるだろう。
また『マルカ』によると、宿敵を“マニータ”で葬り去ったスーペルコパの表彰式後には、レヴァンドフスキがアラウホを説得する様子がカメラに捉えられていたという。ポーランド史上最高の点取り屋は、悩める同僚に対して「ロナルド、キミは残らなければならない」と強調。さらに、近くにいたチームメイトの方を見ながら「彼は残るよ。新しい契約だ」と冗談を交えつつ、再び視線を戻して「シーズンが終わったら、自由にすればいい。ただ今は、ここでプレーするんだ。それがキミに取って良いことなのだから」と熱弁していたことを伝えている。
バルセロナ退団に気持ちが傾いているとされるアラウホだが、レヴァンドフスキの説得に胸を打たれ、残留へと翻意するのだろうか。
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