大阪市住吉区の会社社長宅に侵入して現金1億円や貴金属などを盗んだとして、大阪府警は14日、名古屋市の男性2人を窃盗と住居侵入の疑いで逮捕した。府内では同じ日に、資産家宅を狙った空き巣が未遂を含めて他に2件確認されており、関連を調べる。
逮捕されたのは名古屋市名東区の職業不詳、長江政芳(44)と名古屋市北区の会社員、中根孝(42)両容疑者。逮捕容疑は2024年9月6日、大阪市住吉区の会社社長宅に侵入し、現金計約1億280万円が入った金庫二つや貴金属類など192点(時価総額約5400万円相当)を盗んだとしている。2人とも黙秘している。
府警捜査3課によると、周辺の防犯カメラの映像などから、他にも2、3人が関与したとみられる。容疑者らは姿が映らないように、傘を差しながらインターホンを押して在宅状況を確認。施錠された玄関をバールのような工具で壊して室内に入っていたという。
同じ日には大阪府豊中市にある社長宅の玄関が工具で壊され、高級腕時計や現金5万円などが盗まれる被害が発生した。堺市でも何者かが社長宅の玄関を壊して侵入しようとする事件があった。住吉区を含めていずれの場所でも偽造ナンバーを付けた白色の車両が確認されており、関連を捜査している。
2人は名古屋市内の資産家宅を狙った計5件の空き巣(未遂を含む)に関与したとして24年11月以降、愛知県警に逮捕されていた。【林みづき】
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