今季、マンチェスター・シティは自分たちが作り出した記録を塗り替えるプレミアリーグ5連覇を掲げてシーズンをスタートさせた。序盤戦は公式戦14試合無敗と好スタートを切ったが、10月30日のカラバオ・カップ（EFLカップ）4回戦でトッテナムに1−2で敗れると、同試合から12月26日の第18節エヴァートン戦まで、白星を記録したのはわずか1度のみ。近年では見たことがないほどの大不振に陥っていたが、現在はFAカップも含めて公式戦3連勝中。巻き返しの2025年とするべく、今節も白星を目指す。
そんな試合で対戦するのは、ここまで8勝3分9敗の勝ち点「27」で11位につけるブレントフォード。11日に行われたFAカップ3回戦では2部のプリマス・アーガイルに0−1で敗れていた。悪い流れをリーグ戦に引きずらないためにも、ホーム開催の今節で負けるわけにはいかない。
試合は立ち上がりからブレントフォードがインテンシティ高くゲームに入り、6分にはボックス左でパスを受けたヨアヌ・ウィサがこの試合最初のシュートを放つ。15分には右サイドを抜け出したブライアン・ムベウモが、カットインから左足でニア下を狙ったが、ここはGKシュテファン・オルテガに阻まれる。
時間の経過とともにマンチェスター・シティも保持の時間を増やし、同時にチャンスの数も増加。23分には左サイドでボールを持ったケヴィン・デ・ブライネからのシンプルな左足クロスボールを、アーリング・ハーランドが頭で合わせるも、枠を捉えきれない。前半終盤にかけてはハーランド、フィル・フォーデン、マテオ・コヴァチッチらがゴールに迫ったが、前半のうちにスコアは動かない。
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ブレントフォードも64分、自陣でボールを奪ったところから高速カウンターへ。ムベウモがドリブルでボールを持ち運び、相手を引きつけてスルーパスを送ると、抜け出したウィサに決定機が到来。しかし、決死の戻りを見せたヨシュコ・グヴァルディオールのブロックに阻まれる。直後の65分にはミッケル・ダムスゴーがミドルシュートを仕留めたが、直前のプレーで明らかなオフサイドがあったため、得点は認められず。
自陣でプレーを再開させたマンチェスター・シティは、GKオルテガからのロングフィードをハーランドに届けると、落としを受けたサヴィーニョが右サイドへ展開。待っていたデ・ブライネがアーリークロスを送ると、これがボックス内へ走り込んだフォーデンにピタリ。ダイレクトで仕留め、マンチェスター・シティが均衡を破った。
さらに78分、マンチェスター・シティは自陣右サイドで顔を上げたM・ヌネスがロングボールを送ると、粘ったサヴィーニョがこのボールを残し、ここから左サイドを突破。自ら左足を振り抜くと、シュートはGKフレッケンに阻まれたが、こぼれ球をフォーデンが押し込む。マンチェスター・シティが勝利を引き寄せる追加点を奪った。
終盤に差し掛かった82分には、ブレントフォードが反撃の狼煙を上げる。ペナルティエリア手前左寄りの位置でクリアボールを拾ったダムスゴーが浮き球のボールを送ると、右サイドを駆け上がったマッズ・ラスムッセンがダイレクトで折り返し、ファーサイドで待っていたウィサが流し込む。
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試合はこのままタイムアップ。マンチェスター・シティは2点を先行したものの、終盤に追いつかれる展開で、公式戦の連勝は「3」で止まった。一方、ブレントフォードは公式戦の連敗回避に成功している。
次節、マンチェスター・シティは19日に敵地でイプスウィッチと、ブレントフォードは18日にホームでリヴァプールと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ブレントフォード 2−2 マンチェスター・シティ
【得点者】
0−1 66分 フィル・フォーデン（マンチェスター・シティ）
0−2 78分 フィル・フォーデン（マンチェスター・シティ）
1−2 82分 ヨアヌ・ウィサ（ブレントフォード）
2−2 90＋2分 クリスティアン・ノアゴール（ブレントフォード）
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