チェルシーがフランス代表FWクリストファー・エンクンクの価格を設定したようだ。14日、イギリスメディア『アスレティック』やドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在27歳のエンクンクは2015−16シーズン途中に母国の名門パリ・サンジェルマン(PSG)でプロデビューを飾り、2019年夏に加入したライプツィヒでは前線の主軸として2度のDFBポカール制覇などに大きく貢献。2023年夏にはチェルシーへ活躍の場を移し、負傷による長期離脱がありながらも、ここまで公式戦通算42試合で16ゴール4アシストをマークしている。
そんなエンクンクだが、バイエルンが今冬の移籍市場において獲得を狙っていることが明らかに。移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、バイエルンは今冬の完全移籍に向けてチェルシーとの交渉を開始しているとのこと。エンツォ・マレスカ監督の下で絶対的な主力に定着し切れていない同選手はバイエルン加入を希望しており、すでに長期契約締結で口頭合意に達しているようだ。
一方で、チェルシーは現行契約が4年以上残っていることや、ライプツィヒからの獲得時に6000万ユーロ(約97億円)を費やしたことを考慮し、エンクンクの移籍金として7000万ユーロ(約113億円)を要求している模様。また、バイエルンに所属するフランス人FWマティス・テルの獲得も検討しており、クラブ間での交渉を進めているという。
イングランドとドイツの冬の移籍市場が閉まるのは現地時間2月3日。バイエルンはそれまでにチェルシーとの交渉をまとめることができるだろうか。今後の動向に注目が集まる。