海外を拠点とする違法なオンラインカジノで賭博をさせたとして、大阪府警は15日、東京都豊島区の会社役員、日下田(ひげた)英次容疑者(40)ら男性2人を常習賭博容疑で逮捕した。容疑者らが管理する口座には少なくとも20億円の賭け金が入金されていたといい、府警はオンラインカジノの運営元の代わりに集金を請け負っていたとみている。
他に逮捕されたのは、日下田容疑者の会社の元従業員で、埼玉県所沢市の渡辺圭佑容疑者(35)。府警は2人の認否を明らかにしていない。
日本では公営賭博しか認められておらず、海外のオンラインカジノのサイトに接続して賭博をすると違法になる。府警保安課によると、容疑者らは日下田容疑者の会社や知人に借りた複数の口座に賭け金を振り込ませ、客が賭博をできるようにしていた。
これらの口座には2023年6月までの約1年半に、少なくとも20億円の賭け金が入金されていることが確認された。容疑者らは集金の手数料として、約3000万円を受け取っていたとみられる。集まった賭け金はその後、オンラインカジノの運営元と関連があるとみられる第三者の口座に送金されていたという。
2人の逮捕容疑は22年1月〜23年6月、オンラインカジノの運営者らと共謀し、利用客に賭博をさせたとしている。【小坂春乃】
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