秋元被告、近く収監へ=IR汚職事件で異議棄却―最高裁
0
2025年01月15日 18:31 時事通信社
カジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡る汚職事件で、収賄と組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の罪に問われた元衆院議員秋元司被告(53)について、最高裁第1小法廷(岡正晶裁判長)は、上告棄却に対する同被告の異議申し立てを棄却する決定をした。14日付。懲役4年の実刑、追徴金約760万円とした判決が確定することになり、同被告は検察当局によって近く収監される。
秋元被告は公選法の規定により、刑期とその後10年間は立候補できない。
一、二審判決によると、秋元被告はIR担当の内閣府副大臣と国土交通副大臣を兼務していた2017〜18年、日本でのIR事業参入を目指していた中国企業側から現金や旅費など総額約760万円相当の賄賂を受領。保釈中だった20年には同社元顧問2人に報酬を示し、収賄事件の裁判で自らに有利な証言をするよう持ち掛けた。
Copyright(C) 2025 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。