ガソリン、５円上昇へ＝補助金、１６日に縮小―経産省

　経済産業省は１５日、ガソリン価格を抑えるため石油元売り会社に支給している補助金が１６日から１リットル当たり前週比９０銭縮小し１６円５０銭になると発表した。補助の縮小により、現在１８０円程度の店頭小売価格の全国平均は今後５円程度上がる見通し。物価高が続く中、冬場の家計に負担となりそうだ。

　政府は昨年１２月１９日に補助金の段階的な縮小を開始。それまで基準価格の１６８円を超えると１８５円までは６割補助していたのを３割に減らしていた。今月１６日以降はこの３割の補助をなくす。ただ、給油所には一定の在庫があり、店頭価格への反映には時間がかかる。一方、全額補助対象の１８５円を超える部分への対応については、今後状況を見て判断する。