マニア垂涎の魚を捕まえて水槽で観察する様子がYouTubeで紹介され、「きれい」「いま一番見たい魚です」といった声が寄せられています。
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「少年の水族館 Outdoor Aquarium」。魚の生息環境まで再現した“アウトドアアクアリウム”を作り、身近な生物や自然を知るきっかけとなる動画を発信しています。
●今回の舞台は……川!
以前は海の根魚を入れた水槽を見せてくれましたが、今回の舞台は川。石の陰にいるサワガニやムギツク、ギギ(関東ではギバチ)などを捕まえていきます。
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3時間ほどたったころ、目的の魚「ズナガニゴイ」を見つけました。5メートルほど離れた所に群れがいるのは見えるのですが、動きが早くて捕まえるのは難しそう。同行者が見つけてくれたあたりに投網をしてみます。
●網をたぐり寄せると大量の魚の中に……
最初は水が濁って分かりにくかったのですが、たぐり寄せてみると大量の魚が。思わず「やばい」「うそ……」と声が出ます。
捕まえた魚の中に、お目当ての魚を発見! それは……ズナガニゴイという魚。頭が長いニゴイなので、ズナガニゴイと呼ばれているそうです。もう1つの特徴は、体全体にあるゴマ柄模様。カマツカという魚に似ていますが、ズナガニゴイの方が泳ぎが得意ということです。
ズナガニゴイの他にオイカワもとれました。季節的に婚姻色は出ていませんが、大人のサイズということです。
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●水槽に入れてみると……
川の真ん中に水槽を置いて、立ち上げをしていきます。用意したのは90センチスリム水槽。泳いでいる様子が見やすいように石は少なめにレイアウトします。砂に潜っている所も見たいので、水槽の半分は砂を洗わずふかふかな状態です。
ズナガニゴイたちを入れてみると、ヒラヒラと泳いで気持ちよさそう。キラキラと光る体色がまるで宝石をまとっているかのようで、とても美しいですね……!
川の中に水槽が置いてあるのはなんだか不思議な光景。でも、ズナガニゴイの魅力を堪能することができました。水槽の中に砂の部分を用意しましたが、結局潜らなかったということです。
ズナガニゴイはこのサイズで成魚なので大きくなりすぎる心配がなく、「飼育にも向いているのでは?」とのこと。少年の水族館さん的には「意外と臀鰭(シリビレ)が大きい」と感じたそうです。
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なお、オイカワやズナガニゴイは地域や時期によって捕獲が禁止されている場合もあるので注意しましょう。少年の水族館さんはルールを守って捕獲しています。
コメント欄には「本当にきれいですね」「ズナガニゴイはニゴイと違って斑模様が多いようにもみえますね」といった声が寄せられています。
少年の水族館さんは、X(Twitter)でも情報を発信中。別の日のYouTube投稿では、カラフルな海水魚の水槽などを見ることができます。
画像提供:YouTubeチャンネル「少年の水族館 Outdoor Aquarium」
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