同僚にあおり運転をさせ、現金を恐喝 容疑で自衛官ら2人逮捕 福岡
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2025年01月15日 22:11 毎日新聞
福岡県警久留米署は15日、同僚にあおり運転をさせた上で現金150万円を脅し取ったとして、陸上自衛隊久留米駐屯地所属の自衛官、大和龍太容疑者(21)=福岡県久留米市国分町=と知人の自称建設作業員、広重玲哉容疑者(27)=久留米市原古賀町=を恐喝容疑で逮捕した。大和容疑者は「お金を借りただけ」と否認し、広重容疑者は容疑を認めている。
逮捕容疑は、2024年1月12〜13日に両容疑者は共謀し、大和容疑者が同僚の男性隊員(21)の車で広重容疑者の車を追跡させ、あおり運転の示談名目で現金150万円を脅し取ったとしている。久留米署によると、大和容疑者が市内の店舗駐車場に男性を車で呼び出し、そこで広重容疑者を偶然見かけたように装い「過去に金を貸した相手だ」と男性に車での追跡を依頼。助手席に乗った大和容疑者は車間を詰めるよう指示したり、クラクションを鳴らしたりした。
その後、広重容疑者が「あおり運転をしたよな」などと男性を詰問。大和容疑者も「自衛隊にばれたら解雇される」とたたみかけ、男性に支払いを促したという。
24年7月に陸自から県警に届け出があり、久留米署が捜査していた。駐屯地は「詳細は確認中。必要な調査をして、規則にのっとり厳正に対処する」としている。【久野洋、林大樹】
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