貸金業を営む社長の男らから違法に債務整理のあっせんを受けたとして、86歳の弁護士の男が逮捕されたことがわかりました。
捜査関係者によりますと、弁護士法違反の疑いで逮捕されたのは、弁護士の古閑孝容疑者(86)で、おととし3月ごろ、弁護士資格のない貸金業の社長の男ら2人から報酬目的であると知りながら、多重債務者の債務整理について、あっせんを受けた疑いがもたれています。
古閑容疑者は2年間で300件近くのあっせんを受け、多重債務者から契約手数料などとして1億円ほどを得ていて、そのうちおよそ4000万円を社長の男ら2人に紹介料として支払っていたとみられています。
貸金業の社長の男は、融資の意思がないにも関わらず、ホームページで多重債務者向けの「おまとめローン」などをうたい、顧客を集めていたとみられていて、警視庁は社長の男ら2人も逮捕し、実態解明を進めています。
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