ブンデスリーガ第17節が15日に行われ、バイエルンとホッフェンハイムが対戦した。
第16節終了時点で勝ち点「39」を獲得し、首位を快走しているバイエルン。年明け最初のゲームとなった前節は、日本代表DF板倉滉が所属するボルシアMGと対戦し、1−0の完封勝利を飾った。3連勝を目指す今節は15位に低迷するホッフェンハイムを本拠地『アリアンツ・アレーナ』に迎える一戦。ヴァンサン・コンパニ監督はリーグ戦15ゴールを挙げているハリー・ケインのほか、ジョシュア・キミッヒやレロイ・サネらを先発で起用した。
序盤はバイエルンがボール保持率を高め、小気味よくパスを繋ぎながらチャンスをうかがう展開が続く。6分、セカンドボールを回収して素早く右へ展開すると、ボックス右角付近でボールを収めたサネが中央へパス。トーマス・ミュラーの落としをダイレクトでゴール左隅へ豪快に蹴り込み先制に成功。12分にはケインとのワンツーでボックス内へ侵入したラファエル・ゲレイロが左足でゴール左隅へ流し込み、追加点を奪った。
24分、高い位置を取ったアルフォンソ・デイヴィスが斜めのクロスを送ると、これに飛び込んだケインのシュートが相手DFをハンドを誘発し、バイエルンがPKを獲得。これをケインが冷静に沈め、早々とリードを3点に広げた。バイエルンは優位に試合を進め、ミュラーやサネ、キングスレイ・コマンらが次々と際どいシュートを放つ。ホッフェンハイムに目立ったチャンスが訪れぬまま、前半は3ー0で終了した。
後半に入ってもバイエルンの勢いは止まらない。48分、交代出場のマティス・テルが左から絶妙なクロスを送ると、ファーサイドに走り込んだサネがダイレクトでゴールへ流し込み4点差に。その後もボールは保持しつつ、鋭い出足でセカンドボールを拾い続け、ホッフェンハイムを押し込み続ける。66分にはゲレイロが味方との見事な連携でボックス手前まで侵入し、ゴール前のこぼれ球をセルジュ・ニャブリが蹴り込みネットを揺らした。
大量ビハインドとなったホッフェンハイムは、70分過ぎにかけていくつかチャンスを作るが、GKマヌエル・ノイアーを中心としたバイエルン守備陣が集中した対応を見せ、追撃の1点を与えない。最終盤にかけては途中出場のミカエル・オリーズらにもチャンスが訪れるが、6点目を奪うことはできず。試合はこのまま5−0で終了し、バイエルンはリーグ戦3連勝を飾った。
次節は18日に行われ、バイエルンはホームでヴォルフスブルクと、ホッフェンハイムはアウェイで町野修斗が所属するホルシュタイン・キールと対戦する。
【スコア】
バイエルン 5−0 ホッフェンハイム
【得点者】
1−0 6分 レロイ・サネ(バイエルン)
2−0 12分 ラファエル・ゲレイロ(バイエルン)
3−0 26分 ハリー・ケイン(PK/バイエルン)
4−0 48分 レロイ・サネ(バイエルン)
5−0 66分 セルジュ・ニャブリ(バイエルン)