プレミアリーグ第21節が15日に行われ、鎌田大地が所属するクリスタル・パレスは敵地でレスターと対戦した。
前節終了時点で、4勝9分7敗の成績を残し、勝ち点「21」で15位につけるクリスタル・パレス。開幕から8試合未勝利と苦しいスタートを強いられたが、昨年11月23日に行われた第12節アストン・ヴィラ戦を2−2のドローで終えて以降、プレミアリーグではわずか1敗と徐々に勝ち点を積み上げられるようになってきた。
ただし、降格圏の18位イプスウィッチとは勝ち点差がわずか「5」という状況。2試合ぶりの白星を目指す今節は、レスターの本拠地に乗り込む。3勝5分12敗の成績で19位に沈むレスターは、現在プレミアリーグで5連敗中。昨年11月にルート・ファン・ニステルローイ新監督を迎え入れてからも状況は好転しておらず、一刻も早く連敗をストップしたい。
ともに週末のFAカップ3回戦を勝利で飾っており、公式戦2連勝を目指す一戦で、クリスタル・パレスに所属する鎌田大地はベンチから出番を待つ。試合は序盤からクリスタル・パレスがジャン・フィリップ・マテタ、エベレチ・エゼらがゴールに迫るシーンを作る。一方のレスターも17分、左サイドでボールをキープしたステフィー・マヴィディディがターンから中央を突破し、スルーパスを送ると、オフサイドラインギリギリで抜け出したジェイミー・ヴァーディがGKと1対1のチャンスを迎える。しかし、シュートはGKディーン・ヘンダーソンに阻まれ、得点とはならない。
クリスタル・パレスは20分、アクシデントが発生。ジェフェルソン・レルマが負傷のためプレー続行不可能となり、シェイク・ドゥクレが送り出される。予定外の交代カードを1枚切らされた。
その後はレスターが攻撃に転じる場面が目立ったものの、28分にはクリスタル・パレスにこの日最大の決定機が到来。レスターのビルドアップ時、左サイドバックのヴィクトル・クリスティアンセンにボールが入ると、ダニエル・ムニョスが猛プレスでボールを奪う。セカンドボールがボックス内のマテタの前にこぼれたが、左足で放ったシュートはクロスバーを超えてしまう。
スコアレスで後半へ折り返すと、序盤の52分に試合の均衡が破れる。クリスタル・パレスがボールを握るなか、ピッチ中央付近でボールを持ったイスマイラ・サールは1度ボールを失いかけたものの、うまく残してドリブルで前進。ボックス手前の位置からスルーパスを送ると、抜け出したマテタはGKをかわし、無人のゴールに流し込む。マテタのプレミアリーグ2試合連続ゴールで、クリスタル・パレスが先手を取った。
後半はクリスタル・パレスが保持の時間を増やし、62分にはウィル・ヒューズを下げて鎌田を起用。3列目に入った鎌田は試合を落ち着かせつつ、攻撃面で違いを示そうと試みるが、ここからより多くのチャンスを作ったのはレスター。69分には鎌田のパスが奪われると、レスターはここから細かくボールを繋ぎ、パトソン・ダカが右サイドへ展開。深い位置に入ったケイシー・マカティアが切り返しからマイナスへ落とすと、走り込んできたブバカリ・スマレがダイレクトで狙ったが、シュートはクロスバーに嫌われる。
その後もヴァーディ、マヴィディディ、ダカらがゴールに迫るなど、レスターが同点弾の匂いを漂わせたが、次の1点もクリスタル・パレスに生まれた。77分、敵陣中央でフリーキックを獲得すると、エゼはふわりとした浮き球のボールを供給。ボックス内で待っていたマルク・グエイが迷いなく右足を振り抜くと、強烈なボレーシュートでゴールネットを揺らした。
試合はこのままタイムアップ。前半はレスターに主導権を握られ、先制後もやや流れを渡したが、最終的にはクリスタル・パレスが後半の2ゴールにより勝利を飾った。レスターは内容的には悪くなかったが、これでプレミアリーグ6連敗となっている。
次節は18日に行われ、クリスタル・パレスは敵地でウェストハムと、レスターはホームでフルアムと、それぞれ対戦する。
【スコア】
レスター 0−2 クリスタル・パレス
【得点者】
0−1 52分 ジャン・フィリップ・マテタ(クリスタル・パレス)
0−2 78分 マルク・グエイ(クリスタル・パレス)
【ゴール動画】グエイの豪快スーパーゴール
💥まさにダイナミック💥
エゼからのボールに
ゲーイが見事なダイレクトボレー👊🔥
パレスがリードを広げる💪
🏆プレミアリーグ 第21節#レスター v #クリスタル・パレス
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